各国は制裁強化へ・・・ プーチン大統領は強気崩さず(2022年2月25日)
各国の制裁強化に対しても、ロシアのプーチン大統領は依然として強気な姿勢を示しています。
(前田洋平記者報告)
プーチン大統領は24日、クレムリンでビジネス界の代表者らと会合し、「政府は規制が少なく良い条件の仕事を用意する」として、欧米の制裁下でも問題がないとの強気の姿勢を崩していません。
ただ、ロシア国内ではすでに制裁の影響は出始めています。
一部の地域ではATMに市民が殺到し、現金がなくなるといった事態も発生しています。
また、夜になると、SNSでの呼び掛けに応じてロシア各地で反戦デモが発生しました。
首都モスクワでは特殊部隊が見守るなか、デモ隊は広い範囲を歩きながら静かに反戦の意思を示しました。
開始から数時間でロシア全国で650人以上が拘束されたということです。
ロシアによる攻撃はウクライナ全土に及んでいるとみられ、ロシアメディアでは「もはや引き返せないところまで来ている」として、プーチン大統領はウクライナ全土を掌握するまで戦争が続くのではないかとの見方が出ています。
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