「お客様番号」口実に…振り込ませる詐欺 言葉巧みな手口で約350万円被害 注意喚起(2023年4月26日)

「お客様番号」口実に…振り込ませる詐欺 言葉巧みな手口で約350万円被害 注意喚起(2023年4月26日)

「お客様番号」口実に…振り込ませる詐欺 言葉巧みな手口で約350万円被害 注意喚起(2023年4月26日)

 この音声データは今月1日、広島県呉市内の金融機関のATMコーナーで録音されたものです。

 60代の女性が「還付金を振り込む」と言われて、「金融機関を名乗る男」とやり取りをしています。

 まず、男は女性に「お客様番号」を入力するよう伝えます。ところが、その数字は実際には振り込みの金額でした。

 男:「お客様番号は、きのうと同じで『999』」
 女性:「999。はい」
 男:「334」
 女性:「999334、はい」
 男:「『円』を押していただいて」
 女性:「999334円」

 男は、言葉巧みに100万円近くを振り込ませようとします。ところが…。

 女性:「カードと明細書が出ましたけど」
 男:「明細書に何て書いてありますか?」
 女性:「残高が不足しています」

 残高が足りず、女性は被害を免れるはずでしたが、男は引き下がりませんでした。

 男:「そうしましたら、お客様番号は『499』」
 女性:「499、はい」
 男:「334」
 女性:「499334」

 男は先ほどの金額より少ない「499334円」を入力させ、振り込ませようとします。

 言葉巧みなこの手口で、女性は数回にわたりおよそ350万円をだまし取られました。

 呉警察署は「自分がATMを操作して、相手からお金が振り込まれることはない」と注意を呼び掛けています。

(「グッド!モーニング」2023年4月26日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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