停戦期間が終了 フランス政府“退避者の中に日本人” 混迷のスーダン420人以上死亡|TBS NEWS DIG
衝突が始まって9日が経ったスーダン。死者が420人以上にのぼるなか、日本以外の国でも自国民の退避を急ぐ動きが出てきています。
こちらの映像はスーダンから退避したヨルダンの人々。小さな子を連れた人もいます。
スーダンから退避したヨルダン人
「家を離れて集合場所に行くこと自体、とてもリスクのあることでした。道路は危険でしたので。(首都)ハルツームから離れるにつれて徐々に危険じゃなくなりました」
このほか、アメリカやイギリス、ドイツやエジプトなども自国民の退避を行ったとしています。そしてさきほど、フランス政府は、自国民ら388人を退避させ、その中に日本人も含まれると明らかにしました。
一方、支援事業でスーダンにいる日本人は。
JVC(日本国際ボランティアセンター) 今中航さん
「電話もインターネットも繋がらない時間帯があったが、国際社会もスーダンの中で何が起こるのか見えないという状態は(現地の人にとって)すごい恐怖だと思う」
私たちのインタビューに応じたのはスーダンで教育支援に携わってきた今中航さん。
RSFによるものとみられる刑務所の襲撃も目撃されていると言います。
JVC(日本国際ボランティアセンター) 今中航さん
「(ハルツームの友人の)家の近くに刑務所があって、刑務所が襲撃されたという事件が起きて、本当にすごい音で」
2019年に失脚した元大統領が収監された刑務所も襲撃されたとの報道もあり、混乱は広がっています。
JVC(日本国際ボランティアセンター) 今中航さん
「同僚も昨日も葬式に行ってきたと言っていました。本当に身近なところで家族や近所の人や友人を亡くしている人は本当にたくさんいて」
今中さんはこんな時だからこそ自分にできることもあると話しました。
JVC(日本国際ボランティアセンター) 今中航さん
「(我々は)まずは誰にも迷惑かけないように安全第一で過ごすことが第一だと思う。やっぱり子供たちにとっては教育というものが将来のために本当に欠かせないものになってくるので、(そういった支援の)火を消さないようにしたいなと思っています」
スーダンでは、軍トップのブルハン氏が中東衛星テレビ「アルジャジーラ」のインタビューに応じ、RSFのダガロ司令官との間で対話があったと答えました。
ただ、事態の収束につながるかどうかは不透明で、外交官や国連職員などの外国人がいなくなったあと、武力衝突が激化しないか懸念されています。
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