「保守王国」和歌山で維新が勝利 総理や前総理らが応援の自民候補は約6000票及ばず(2023年4月24日)

「保守王国」和歌山で維新が勝利 総理や前総理らが応援の自民候補は約6000票及ばず(2023年4月24日)

「保守王国」和歌山で維新が勝利 総理や前総理らが応援の自民候補は約6000票及ばず(2023年4月24日)

4月23日に投開票された統一地方選挙の後半戦。衆議院和歌山1区の補欠選挙では、日本維新の会の新人候補が初当選しました。

 4月23日に投開票された衆議院和歌山1区の補欠選挙に初当選したのは、日本維新の会の新人で元和歌山市議の林佑美さん(41)。

 (維新・新 林佑美さん)
 「古い政治ではなく新しい政治を行ってほしいというお言葉をたくさんいただきました。誠実な政治、クリーンな政治をします」

 3児の母でもある林さんは子育て支援や教育の無償化などを訴えて支持を獲得し、和歌山県で維新初となる国会議員となりました。統一地方選の前半戦で躍進した維新からは、吉村洋文共同代表が3度和歌山に応援に入りました。

 維新の勢いに警戒感を示していたのが自民党です。4月15日には岸田文雄総理自らが和歌山を訪問。自民党から立候補していた元衆議院議員の門博文さん(57)への支持を訴えようと演説を始めようとした直前に、爆発物が投げ込まれる事件が発生しました。ただ、岸田総理は4月22日も再度和歌山に入り、門候補の支持を訴えました。

 (岸田文雄総理)
 「なんとしても最後のもう一歩、皆さんの力で押し上げていただき、勝ち上がらせていただきたい」

 また、容疑者を取り押さえた漁師らに面会しました。

 (岸田文雄総理)
 「危険を顧みず犯人確保にご協力いただくなど大変なお力添えをいただきました。本当に心から厚く御礼を申し上げます」

 事件の影響で警備体制が厳重になる中、自民党はさらに二階俊博元幹事長や菅義偉前総理なども投入。そして、東京都の小池百合子知事までも応援に登場しました。まさに総力戦で臨んだ選挙戦。しかし、その後ろ盾をもってしても、門さんは林さんに6000票あまり及びませんでした。

 林佑美氏:6万1720票
 門博文氏:5万5657票
 国重秀明氏:1万1178票
 山本貴平氏:1476票

 (自民・元 門博文さん)
 「皆さんのお支えは十分やっていただいたと思うんですけれども、私の行き届かないところがこのような結果になりまして、本当に心からおわびを申し上げます」

 「保守王国」と呼ばれる和歌山で勝利し、初めて和歌山県で国会議席を獲得した維新に、市民は次のように話しました。

 (林氏に投票した市民)
 「個人的に林さんが好き。維新も好き。今の大阪府知事・吉村さん、ああいう人が好きだから」

 (門氏に投票した市民)
 「正直に言ったら、入れる人がいなくて。なんで和歌山で自民党が負けるか不思議でしたけど」

 (林氏に投票した市民)
 「我々としては革新してほしいんですよ、地方行政を。子どもに対する安心して生活できる環境をつくってもらいたい」

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