戦闘激化のスーダン死者330人に 双方トップは交渉拒否 国連事務総長「最低3日間の停戦を」|TBS NEWS DIG

戦闘激化のスーダン死者330人に 双方トップは交渉拒否 国連事務総長「最低3日間の停戦を」|TBS NEWS DIG

戦闘激化のスーダン死者330人に 双方トップは交渉拒否 国連事務総長「最低3日間の停戦を」|TBS NEWS DIG

軍と準軍事組織の対立により激しい衝突が続くアフリカ北東部スーダンでは、これまでに330人以上が死亡していますが、双方のトップはともに、交渉を拒否しています。現地にいる日本人の退避に向け、航空自衛隊の輸送機がきょう午後にも出発する予定です。

スーダンでは、軍と準軍事組織「RSF」の衝突が激化していて、WHO=世界保健機関によりますと、これまでに少なくとも330人が死亡、3200人がけがをしました。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラの取材に応じたRSFのトップは20日、「軍は犯罪者」と主張し、交渉に応じるつもりはないことを明らかにしました。また、軍のトップも「軍事的解決以外の選択肢はない」として交渉を拒否しています。

一方、国連のグテーレス事務総長は。

国連 グテーレス事務総長
「何よりもの優先事項として、まずは最低3日間の停戦が実現されるよう求めます」

イスラム教の断食月「ラマダン」明けの祝祭にあわせて、市民が脱出し医療や食料などを求めることができるよう、少なくとも3日間の停戦を呼びかけました。こうした中、アメリカ国防総省は自国の大使館員の退避に備え、スーダン周辺地域におけるアメリカ軍部隊の増強を発表しました。

アメリカ国家安全保障会議 カービー戦略広報調整官
「国防総省は米軍部隊をスーダン周辺地域に動かしています。万が一、避難が必要な場合を想定していますが、どうするかの決定は出ていません」

具体的な場所は明らかにされていませんが、AP通信などはジブチの海軍基地の部隊を増強していると伝えています。

また、国務省はJNNの取材に対し、アメリカ人1人が死亡したと明らかにしました。

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