【映画「SLAM DUNK」】中国で公開 午前0時の上映に熱狂的ファン詰めかける
日本でロングランヒットを続けている映画「THE FIRST SLAM DUNK」が、20日に中国で公開となりました。公開初日の午前0時の上映時に熱狂的ファンが詰めかけるなど、中国でも早速、盛り上がりを見せています。
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すぐ目の前に湘南の海が広がるバスケットボールのコート。そこには、朝からバスケを楽しむ人たちの姿がありました。
バスケといえば今話題なのが、ロングランヒット中の映画「THE FIRST SLAM DUNK」です。
「2回観た。気持ち高まった、すごく」
「学生の時の部活やっていたアツかったのが戻った感があって。バスケやったきっかけが、スラムダンクが結構大きいので」
原作となった漫画「SLAM DUNK」は、全国制覇を目指す湘北高校バスケットボール部の活躍を描いた作品です。
ファン待望だったこの映画は、日本での観客動員数が4月18日時点で900万人を超え(※興行会社調べ)、去年12月の公開以降、多くの人々を熱狂させ続けています。
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この人気映画が20日、海を越え中国でも公開となりました。記念すべき公開初日の上映は午前0時からです。直前の映画館では、ユニホームなど思い思いの衣装で集まったファンが上映を待ちわびていました。
「(午前)0時の映画を見ないと。もう待ちきれない!」
「とても期待しています、20年前の青春です!」
スラムダンクは中国でも90年代にテレビアニメが放送されて、今も30代から40代を中心に高い人気を誇っています。映画の前売り券は、19日までに売り上げが22億円を超え、中国で上映された中国国外のアニメ作品としては過去最高額を更新しています。
映画を見終わった人は―
「非常に感動しました。最初から最後まで目が潤んでいた」
「ものすごく激しい試合を見た感じで、今は眠れそうにありません」
反響の大きさは映画館以外の場所でもうかがえました。上海市内の体育館は、7月3日までの期間限定で壁や天井がスラムダンク一色になっています。壁を見ると、「今まで残ったのは あの時 本気で全国制覇を信じた奴だけだぜ」というファンにはうれしい漫画のせりふも書かれていました。集まった人たちはダンクシュートにチャレンジしたり、記念撮影したりするなどして盛り上がりを見せていました。
さらに北京では――
記者
「2階建てのバスが見えてきました。スラムダンクのイラストが描かれています。これは、ファンはたまりませんね」
このイラストは北京市内を走るバスのうち、数台にだけプリントされたものです。その走行時間も不定期なので、見ることができるのはまれだということです。
中国のファンは、「スラムダンク」のどんなところに魅力を感じているのでしょうか。私たちは、上海に住む30歳の女性ファンを訪ねました。
中国本土での公開を待てず、すでに公開されているマカオや香港で鑑賞してきたといいます。その数はなんと22回!
ユ・モンジェさん(30)
「人生には必ず不完全なところがあって、完璧な人生なんてない。その不完全さを受け入れることが人生そのものだということを、(原作者の)井上さんが教えてくれました」
困難に直面しながらも成長する、青年たちの等身大の姿に胸を打たれるといいます。
「THE FIRST SLAM DUNK」は、中国でも記録的なヒットが確実と見られています。国境を越え共感の輪が広がっています。
(2023年4月20日放送「news every.」より)
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