「LGBT」理由に拘束され『3か月間』拷問…母国を逃れたウガンダ人女性 全国初の判決から1か月で難民認定「支えてくれた人全員にありがとう」(2023年4月19日)

「LGBT」理由に拘束され『3か月間』拷問…母国を逃れたウガンダ人女性 全国初の判決から1か月で難民認定「支えてくれた人全員にありがとう」(2023年4月19日)

「LGBT」理由に拘束され『3か月間』拷問…母国を逃れたウガンダ人女性 全国初の判決から1か月で難民認定「支えてくれた人全員にありがとう」(2023年4月19日)

世界にはレズビアンであることで迫害を受ける国があります。その国から逃れて3年前に来日した女性が、4月19日に難民認定されました。

 アフリカ東部・ウガンダ出身の女性(30代)。来日して3年、4月19日にようやく難民認定と5年間の在留資格を得ました。これで日本で仕事に就くこともできるようになります。

 (難民認定されたウガンダ人女性 4月19日)
 「(Q今の気持ちは?)すごく気分がいいです」

 料理が得意だという女性。取材した日は支援者らにパスタとカレーを振る舞います。パスタを半分に折って鍋に入れるのがウガンダ流です。隠し味は“感謝の気持ち”。1時間ほどで約10人前の料理を仕上げました。

 (ウガンダ人女性)
 「私は料理が大好きです。お母さんがよく私に教えてくれたものです」

 女性がなぜアフリカのウガンダから遠く離れた日本へとやってきたのか。そこには悲惨な過去がありました。

 女性はレズビアンであることを理由にウガンダで警察に拘束され、約3か月間、拷問を受けるなどしました。同性愛を悪い慣習ととらえるウガンダでは3月に議会で「反同性愛法」が可決・成立し、LGBTであるだけで10年以上の禁錮刑が科されるおそれがあるといいます。

 (ウガンダ人女性)
 「帰国するのにとても恐怖を感じています」

 ウガンダにはいられないと感じた女性は3年前に来日してすぐに難民申請をしたものの、退けられたため裁判所へ提訴。今年3月、大阪地裁は「女性は帰国すれば迫害を受けるおそれがある」として、国に対して女性を難民と認めるよう命じる全国初の判決を言い渡して確定。入管が難民と認めるかどうか再び審査をしていました。

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