“SNS”で選挙制度や首相を“名指し”批判 投稿内容が動機解明に繋がるか…“首相襲撃”木村容疑者
岸田首相の演説直前に爆発物が投げ込まれた事件で、容疑者とみられる人物がSNSで選挙制度や岸田首相などを批判する投稿をしていたことがわかりました。
「違憲な公選法」「まともな候補者がいなければ投票数が減ります」。これは木村隆二容疑者(24)のものとみられるツイッターの投稿。政治に強い関心を持っていることが伺えます。
木村容疑者については昨年6月、年齢などを理由に参議院選挙に立候補できなかったことで精神的苦痛を受けたとして、国を訴えていたことがわかっています。訴えは退けられ大阪高裁に控訴。来月、判決が出る予定です。
裁判中に事件を引き起こした木村容疑者。国を提訴した昨年6月に開設されたツイッターのアカウントには裁判日程などの情報や選挙制度を批判する内容が投稿されています。
なかには、岸田首相を批判する内容も…。
「岸田首相も世襲3世ですが、民意を無視する人が政治家には通常なれません。世襲がはびこる原因は立候補するだけで300万円もの供託金を要求する違憲な公選法があるからです。庶民は立候補出来ず、民主主義は崩壊します」
事件を受け、木村容疑者の祖父はー。
(Q:どんなお孫さんだったでしょうか)「おとなしい。ものすごくおとなしかったよ」「みなさんに大変ご迷惑をかけたのは十分思っています」
一方、関係者によりますと、爆発した筒のふたとみられる部分が現場から約60メートル離れたコンテナから見つかっていたことがわかりました。コンテナの壁にめりこんでいたということです。このふたとみられる部品を、警察は県警は18日押収しました。
木村容疑者はこれまでの取り調べに黙秘を続けていますが、警察はツイッターの投稿内容が動機の解明に繋がる可能性もあるとして事件との関連を調べています。
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