「捜査機関判断」内密出産の出生届けめぐり法務局が回答も見解示さず

「捜査機関判断」内密出産の出生届けめぐり法務局が回答も見解示さず

「捜査機関判断」内密出産の出生届けめぐり法務局が回答も見解示さず

熊本市の慈恵病院が導入した内密出産で生まれた赤ちゃんの出生届けをめぐり、母親の名前が記入されずに提出されることが違法かどうか熊本地方法務局は見解を示しませんでした。

内密出産は、病院にだけ身元を明かし匿名で出産する制度で、去年12月に10代の女性がこの制度を利用して赤ちゃんを産み、国内初の事例とされています。

病院は女性の意向を踏まえ、母親の身元を伏せて出生届を提出する方針でしたが、これについて熊本地方法務局は、「法に触れる可能性については捜査機関が判断すること」と回答し病院は、出生届の提出を保留しました。

慈恵病院 蓮田健院長
「出生届は出さない。もし何か必要な情報があったときは病院の方から情報提供する」

一方で、出生届を出さなくても戸籍を作ることは可能との認識が示され、慈恵病院は今後、どうやって赤ちゃんの戸籍を作るか熊本市と協議する方針です。
(10日10:54)

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