“シカの毛抜く”カラス “放置”して飛び去る なぜ…「興味なくなり?」(2023年4月10日)

“シカの毛抜く”カラス “放置”して飛び去る なぜ…「興味なくなり?」(2023年4月10日)

“シカの毛抜く”カラス “放置”して飛び去る なぜ…「興味なくなり?」(2023年4月10日)

 シカの毛を抜くカラスです。

■毛を集めるも…“置いたまま”飛び去る

 くつろぐシカに近付くカラス。すると、シカのお尻の白い毛をくちばしで引っ張って抜いています。

 何度も繰り返していると、毛を抜かれるのが嫌になったのか。立ち上がり逃げ出すシカ。

 カラスは抜いた毛を集めますが、毛を置いたまま飛び去りました。

 なぜカラスは、抜いた毛を置いたまま飛び去ったのでしょうか?

■専門家「興味なくなり置いていった?」

 シカの毛を抜いていたのは、「ハシブトガラス」です。撮影者によりますと、奈良公園で2月下旬に撮影したといいます。

 なぜ、カラスは抜いたシカの毛を置いていったのでしょうか?

 カラスの生態に詳しい鳥類学者で東京大学の樋口広芳名誉教授によりますと、「カラスは巣の内側に柔らかいシカの毛を使うが、巣作りは3月ごろからなので、2月下旬はまだちょっと早い。シカの毛を抜いてはみたものの、巣作りの衝動が弱く、興味がなくなり置いていったのでは」ということです。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年4月10日放送分より) ※この映像にはナレーションはありません。ご了承ください。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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