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JR福知山線脱線事故から18年「忘れないで」の思い込め…青空に鳥が飛ぶ「空色の栞」作成
JR福知山線の脱線衝突事故から、今月25日で18年になります。事故の負傷者らが作った栞が、7日から、JRの駅に置かれました。
JR尼崎駅など6つの駅に、7日から「栞」が置かれました。その名も「空色の栞」。
栞を手に取った人「毎年いただいています。忘れられないです」
中央に流れる川の上には、澄み渡った青空が広がり、1羽の鳥が飛んでいます。
この絵を描いたのは、福田裕子さん(39)。18年前、あの電車に乗っていた1人です。
2005年4月25日、乗客106人が犠牲となったJR福知山線の脱線衝突事故。
当時、大学で美術を学んでいた福田さんは、通学中にこの事故にあいました。乗っていた1両目の車両は、マンションの駐車場に突っ込み、鎖骨を骨折する重傷を負いました。
福田さん(当時)「パニックに陥ったような声で、ずっと、『助けて』って言ってました」「こういうのを地獄というのかな」
福田さんは、事故から6年後の2011年から、栞の絵を描いています。「4.25を忘れないでほしいという意味合いをこめた栞で、受け取った方々が何かしら共感できるようなものを感じてもらえることによって」
12年に渡って共通して描き続けるのは、晴れ渡った「青い空」です。事故が起きたあの日、頭上には、一面の青空が広がっていました。
栞は、毎年この時期に、負傷者や家族らで結成した「空色の会」が作っています。7日から、3000枚の栞がJRの駅に置かれ、 自由に持ち帰ることができます。
福田さん「思いもよらない事っていうのは、生きていたら誰しもあることだと思っているので、やっぱり、今を大切に自分として幸せに生きるっていうのが、すごく、大事なことなんじゃないかなと思っていますね」
再び、人々の“日常”が奪われることがないようにー。
栞の裏には、安全への強い願いがしたためられています。



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