トンガで新型コロナ感染急拡大、現地記者が現状語る

トンガで新型コロナ感染急拡大、現地記者が現状語る

トンガで新型コロナ感染急拡大、現地記者が現状語る

先月、大規模な海底火山の噴火と津波で被害を受けたトンガで、今度は新型コロナウイルスの感染が急拡大しています。現地在住のジャーナリストがJNNの単独取材に答え現状を語りました。

こちらは、首都ヌクアロファの8日の様子です。トンガでは8日に新たに6人の感染が確認されるなど、新型コロナの市中感染が急拡大。6日から全土で2週間のロックダウンが導入されています。

地元ラジオ局記者 マリアン・クプさん
「(新型コロナの)感染者は14人となり、本日中に20人にまで増えると見られています」

援助物資が到着する港で働いていた人が新型コロナに感染したことがわかり、海外からコロナが流入したとみられています。噴火前までトンガで新型コロナに感染したのは1人しかいませんでした。

JNNの単独取材に答えたトンガの地元ラジオ局記者のマリアン・クプさんは、飲料水など海外からの援助物資は届いてはいるものの、これまでトンガ国内で起きていなかった新型コロナの流行に人々は困惑していると訴えました。

地元ラジオ局記者 マリアン・クプさん
「新型コロナは私たちにとって未知のもので、このウイルスがもたらす結果をまだ理解できない人もいます。ビジネスや仕事を失い、食料を買うお金がない人もいて、まさに難局に直面しています」

一方、日本からの援助活動ですが、自衛隊の輸送艦「おおすみ」がトンガ周辺海域に到着。近日中にもヌクアロファ港に入港し、援助物資を非接触で現地に届ける予定です。
(08日19:42)

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