「一人じゃないと安心」蔡英文総統と米マッカーシー下院議長が会談 台湾市民は「報復」を懸念 中国は「対抗措置」を示唆|TBS NEWS DIG
台湾の蔡英文総統が日本時間のきょう未明、アメリカのマッカーシー下院議長と会談し、経済と安全保障の両面で連携強化を確認しました。
記者
「各国のメディアが集まる中行われた会談は、台湾とアメリカの関係が強固であると改めてアピールする場になりました」
台湾の蔡総統とアメリカのマッカーシー下院議長との会談は、日本時間の午前2時ごろからロサンゼルス近郊で行われました。
会談が行われた場所は台湾との安全保障協力の基礎をつくったレーガン元大統領の記念館で、個別会談の後、超党派の議員18人とも会談しました。
アメリカ マッカーシー下院議長
「これは共和党でも民主党でもなく、超党派での会談です」
台湾にゆかりの深い場所で、党派を超えてアメリカが関与を強めていく姿勢を印象付けました。
会談では双方が経済と安全保障の両面で連携強化を確認しました。
台湾 蔡英文総統
「マッカーシー氏らの存在と揺るぎない支持は、台湾の人々が孤立していない、ひとりじゃないと安心させてくれます」
蔡氏がこのように述べたのに対し、マッカーシー氏は「アメリカと台湾のつながりはかつてなく強くなっている」と強調しました。
台湾支持者
「台湾頑張れ!台湾頑張れ!」
中国支持者
「1つの中国!」
会場の前には、この日も台湾の支持者と、会談に抗議する中国の支持者が集まり、小競り合いとなる場面もありました。
今回の会談について、台湾市民からは歓迎する一方、中国の報復を懸念する声も聞かれました。
台湾市民
「今回の対談は総合的に見ると良いことだと思います。ただ、短期的に見ると政治的な関係で台湾経済に影響が及ぶ心配もあります」
「台湾にも(米国と)自由に交流する機会を与えてほしいけど、中国と揉めたいとは思っていません」
一方、中国外務省はけさ、「一つの中国」の原則に違反するとして「断固反対し、強烈に非難する」とのコメントを発表しました。
さらに、「台湾問題は中国の核心的利益であり、越えてはいけないレッドラインだ」と強調、対抗措置を示唆しています。
こうした中、ロイター通信は、中国の空母が台湾の東の沖、およそ370キロの位置にあると伝えました。空母から航空機が離陸するのは確認されていないということです。
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