【ロシア】ジャーナリスト死亡の爆発 “殺人”関与の疑いで26歳の女を拘束

【ロシア】ジャーナリスト死亡の爆発 “殺人”関与の疑いで26歳の女を拘束

【ロシア】ジャーナリスト死亡の爆発 “殺人”関与の疑いで26歳の女を拘束

ロシア第2の都市サンクトペテルブルクで2日午後、爆発が起き、1人が死亡、32人がけがをしました。死亡したのは、ウクライナ侵攻を支持していた「親ロシア派」の著名な軍事ジャーナリストです。捜査当局は殺人に関与した疑いで、26歳の女の身柄を拘束したと発表しました。

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爆発が起きたのは、サンクトペテルブルク中心部のカフェです。爆発の瞬間を捉えたカメラの映像には、建物の中に炎が見え、一瞬にして窓ガラスなどが崩れ落ちる様子が映っていました。この爆発で1人が死亡、32人がケガをしました。

死亡したのは戦闘に参加しながら、ウクライナ侵攻を支持する「親ロシア」の視点で情報を発信していた軍事ジャーナリストのウラドレン・タタルスキー氏(本名:マクシム・フォミン氏)です。タタルスキー氏のSNSのフォロワーは57万人超。爆発があった日はカフェでウクライナ侵攻に関する講演を行っていたといいます。いったい何があったのでしょうか。

ロシアの独立系メディアが報じた防犯カメラの映像には、箱をかかえ、カフェに入っていく人物の姿が捉えられていました。さらにその後、ガラスの破片が飛び散り、人々が慌てて出てくる様子も映っていました。

カフェに入っていった人物が抱えていた箱の中の、タタルスキー氏へのプレゼントに、爆発物が隠されていたとみられています。捜査当局は殺人に関与した疑いで、ダリヤ・トレポワ容疑者(26)の身柄を拘束したと発表しました。

ロシアメディアによると、トレポワ容疑者は反戦集会に参加し、拘束されたこともあるといいます。

ロシア内務省が公開した映像では…

――あなたは何をした?

トレポワ容疑者(26)
「爆発した彫像を持ちこみました」

――爆発物は誰に渡された?

トレポワ容疑者(26)
「あとで答えていいですか?」

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爆発についてロシア大統領府のペスコフ報道官は、「ウクライナの特殊部隊がテロ活動の計画に関与している可能性があり、それはテロ行為だ」と述べ、ウクライナが関与した可能性を指摘しました。

一方ウクライナのポドリャク大統領府顧問は、「国内のテロが内政闘争の道具となるのは時間の問題だった」として、今回の事件とは無関係だという認識を示しています。
(2023年4月3日放送「news zero」より)

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