【地元にこだわった】「阿蘇の魅力を知ってほしい」シャツブランド「gogaku」が見据える“世界進出”
10年ほど前に熊本へ移住したデザイナー・吉田義貴さん。地元にこだわったオリジナルデザインのシャツで熊本・阿蘇を世界に知ってもらおうと取り組んでいます。
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動きのある大きなフリルや緩やかなドレープが特徴のワンピース、様々な生地のシャツ。ブランド名は「gogaku」。ロゴマークは阿蘇五岳がモチーフです。デザイナーの吉田義貴さんは兵庫・神戸市出身で、10年ほど前に熊本へ移住してきました。
デザイナー・吉田義貴さん
「阿蘇にいるのは、本当に僕が阿蘇が単純に好きだから。ブランドの僕のシャツが生まれてくる場所。世界に誇れるロケーションだと思うんです、阿蘇は」
吉田さんのシャツはすべて手作りで、阿蘇を拠点にものづくりを続けてきました。すると、熊本空港の新ターミナルに出店しないかと声がかかったのです。
デザイナー・吉田義貴さん
「（新空港で）阿蘇をフィーチャーしたいと言われたらうれしいですよね。僕も、阿蘇のいちファンとして」
初めてとなる空港出店にあたり、吉田さんは新たなデザインにも取り組んでいます。
デザイナー・吉田義貴さん
「熊本空港限定商品みたいなのを考えていて」
これまで作ってきたシャツに、熊本を感じられるプリントを施す予定です。
デザイナー・吉田義貴さん
「自分の心が豊かじゃないと良いものっておそらく出て来ないだろうと思うので、ずっと豊かなんです、こっち(阿蘇に)来てから」
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オープン1週間前。吉田さんは、新しい店舗の最終確認のため熊本空港へ向かいました。店があるのは乗客が搭乗直前まで滞在するエリアで、ディスプレーにも力を入れます。
今回のテーマは『空港の中に空港をつくる』。天井には大きな飛行機を、店内のイスとテーブルは、以前の熊本空港で使われていたものを受け継ぎました。
デザイナー・吉田義貴さん
「僕のデザインの中に熊本の景色や阿蘇のきれいな空、山の風景が感じていただけるようなデザインやカットを心がけて作っています」
一方で、空港への進出はゴールではありません。
（今年2月）
デザイナー・吉田義貴さん「台湾の観光地ディーホアジェに来ています。わりと繊維街って感じで、面白い布もたくさんあります」
先に見据えるのは海外、中でも台湾です。空港への出店が台湾の富裕層の人たちに、日本・熊本の品質の良さを知ってもらうチャンスになると期待しています。すでに、台湾のイベントに出店する予定もあるといいます。
デザイナー・吉田義貴さん
「地球で認知される、世界的ブランドをこの熊本の阿蘇から。ぼくの人生の中で達成する足掛かりまでいけると思うので、それを志しています」
熊本・阿蘇で育んだ「手仕事から生まれるシャツ」。熊本の空の玄関口から世界へ羽ばたきます。
（2023年4月1日放送「news every.」より）
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