栗山監督・地元で大フィーバー 熱狂そのままに…“新球場”で開幕(2023年3月30日)
WBC=ワールド・ベースボール・クラシックの興奮が残るなか、日本のプロ野球が開幕。
北海道日本ハムファイターズは、今シーズンから、本拠地を新球場『エスコンフィールドHOKKAIDO』に移し、新たなスタートを切りました。場所は、札幌市と新千歳空港の間に位置する北広島市。最寄り駅はJR北広島駅で、バスだと約5分の距離です。多くの人が列を作りました。
市内にある和洋菓子店。チームにちなんだ商品が人気です。
お菓子の安寿真・東隆史社長:「やっぱり開幕だなって感じで、すごい数が出ている。通常の3倍ぐらいは売れている」
WBC日本代表の栗山英樹監督は30日、地元の栗山町役場を訪れました。軽トラックを自ら運転し、ジャージ姿に長靴を履いての登場です。
WBC日本代表・栗山英樹監督:「アメリカ行って時差で、全然寝られなくて、試合終わっても全然寝られなくて。こっち帰ってきてやっと寝られた。やっぱりすごい力、栗山町の力は。寒いなか、栗山の子どもたちが来てくれて、ぜひ、みんなの夢をかなえようと思うと、時間がかかっても、かなうものは必ずかなうので、そんな姿を選手たちが見せてくれたと思っている」
栗山監督は、このあと始球式のため、新球場に向かいます。
その新球場を中心にした『北海道ボールパークFビレッジ』。北広島市は、今年から、一帯の住所を『Fビレッジ』に変更。また、渋滞解消のため、新球場近くの交差点は、信号のない環状タイプに変更されました。しかし、開幕戦の30日は、それでも車が集中し、一部で渋滞が発生しました。
先頭に並んだファン:「(Q.何時から並んでる)きのうのお昼(12時)くらいから。1番に入りたいのとセレモニーを前で見たかった」
ファン:「絶対、勝つぞ。絶対、優勝」
新球場は、試合を観戦する以外にも、楽しめるようになっています。レフトスタンドには、ダルビッシュ投手と大谷選手の大きな壁画があり、写真スポットになっています。また、入場料を払うと入ることができるセンター方向にあるルーフトップレストランは、チケットがなくても試合、雰囲気を味わうことができます。さらに、サウナで汗を流しながら、露天風呂に入りながらと、これまでにない形でも試合を楽しめます。
観客:「とにかく選手が近いし(天然)芝のにおいが、全然、今までと違うし、WBCの後のせいもあるが、マイアミかって感じで興奮している」
ファン歴15年:「(新球場のために)札幌から北広島に引っ越してきました。いっぱい来たいですね。(Q.野球がなくても)なくても来たいですね」
市では、年間300万人の来訪者を予測。新球場建設が正式決定した2018年からの15年間で、4500億円の経済効果を見込んでいます。
試合開始前に行われた始球式には、栗山さんのほか、日本ハムの歴代監督が揃いました。
そして、午後6時半過ぎ、プレーボール。市内の居酒屋には、チケットが取れなかったファンが集まっていました。
青森から来た野球ファン:「さっきまで球場の前にいたんですけど、入れないんで帰って来ました。(Q.日本全体の変化は)一体化したんじゃないですか、WBCがきっかけで」
北広酒場あつまれ・宇井淳一さん:「WBCもそうだけど、みんなで観戦できる、声を出せるというのが、一番、みんなの元気の源になるんじゃないんですか。一致団結、そういうふうに盛り上がれる。やっぱりチームプレーという部分があると思う。WBCって、すごいっすね」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く