気象庁 30年ぶりに建造の新型「気象観測船」 進水式(2023年3月29日)
地球温暖化や線状降水帯に関するデータ取得などで海洋上の観測を強化するため、気象庁の観測船が30年ぶりに建造され、29日に進水式が行われました。
気象庁では現在、「凌風丸」と「啓風丸」の2隻の気象観測船が運用されています。
大雨をもたらす線状降水帯の元となる水蒸気の観測や地球温暖化に関するデータの収集などを行っていて、年間の稼働日数はそれぞれ270日です。
1995年に就航した凌風丸は、老朽化のためおよそ30年ぶりに作り替えられることになりました。
新しい観測船には大容量の発電機が3台設置されていて、電気でも動くようになるほか、女性の観測員に対応して女性専用区画も設けられています。
船には今後1年かけて観測機器などが設置され、来年春、いよいよ海に出る予定です。
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