【そのサキ】「副回線サービス」はじまる 通信障害や災害で  KDDIの回線が繋がりにくなった場合に臨時でSoftBankの回線を使用 【解説】|TBS NEWS DIG

【そのサキ】「副回線サービス」はじまる 通信障害や災害で  KDDIの回線が繋がりにくなった場合に臨時でSoftBankの回線を使用 【解説】|TBS NEWS DIG

【そのサキ】「副回線サービス」はじまる 通信障害や災害で  KDDIの回線が繋がりにくなった場合に臨時でSoftBankの回線を使用 【解説】|TBS NEWS DIG

KDDIが新たに始める「副回線サービス」の“そのサキ”を探ります。

■月額429円、高い?安い?

日比麻音子キャスター:
KDDIでは、契約している携帯電話会社以外の“副回線”が使えるというサービスが始まります。
KDDIの回線が、通信障害や災害といった影響で使用できなくなったときに、ソフトバンクの回線を使って、臨時で通信などができるようになります。基本使用料は、月額429円。

2022年の7月に、KDDIでは、大規模通信障害が発生。音声通話やデータ通信が利用しづらい状態になりました。さらに、スマホ決済ができずに、電車に乗れなかったり、買い物ができなかったりといった状況が続いた。復旧まで61時間25分かかり、影響を受けた利用者は3091万人以上。

利用者は個人だけではありません。例えば、物流において、配送・受取に混乱が生じた。

また、交通運行システムのトラブルも。バスがここまで近づいていますよ、といった情報をやり取りをしているので、あと何分でバスや電車が来ますよ、といった情報も届かなくなった。

天気予報に関しても、データの配信ができなかった。

そして緊急通報。110番や119番が繋がりづらくなった。命に関わる可能性もあった。

それだけ通信というのは、多くの方々の生活にとって、社会にとって、欠かせないものになっているわけです。

松田丈志 元競泳日本代表:
個人的には、スマホ決済だとか、電車に乗るときとかに使いますが、スマホを使って生活する、いろいろなところで使っているので、それが急に止まってしまうのは本当に困るが、いつそれが起こるかわからない。それに対して、月々400円ほど払って、使うかどうかは悩ましい。

ホラン千秋キャスター:
滅多にないということを考えると、滅多にないことが起こったときには我慢して、耐えた方がいいんじゃないかって思ってしまう。でも、滅多にないことが起こったときに、万が一のことがあったら、繋がってくれるとうれしいなっていうのもわかります。

松田丈志 元競泳日本代表:
やっぱり業務で使ってる人たちは、緊急で電話しなければいけなかったり、命に関わるシーンがあったりするので、企業向け、業務向けのバックアップ体制としては絶対あった方がいいと思います。

■ソフトバンク、ドコモもサービス開始

日比キャスター:
私も、KDDIの大規模通信障害が発生した当時、かなり困った記憶がある。すべてを携帯に託してしまっているので。その保険として、どこまで副回線が使えるのかというのは見えづらいのですが、実は、大きな動きに繋がっていきそうなんです。

ソフトバンクも、4月12日から副回線サービスを導入予定。さらにドコモも、サービス開始に向けて調整中。つまり、3社合同での運用が実現するのではないかということなんです。
さらに政府の動きとして、総務省は2023年6月をめどに、他社の回線への切り替えに関するルールなどを取りまとめていくということです。

松田丈志 元競泳日本代表:
日本は、通信力量が世界的に見ても高いと言われていますから、他社同士が連携をとることによって、ユーザーがキャリアを選びやすい状況になっていって、価格を下げることに繋がれば、利用者としては嬉しいですね。

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