就活「替え玉」受検 関西電力元社員に懲役2年6か月、執行猶予4年の有罪判決「ウェブ適性検査の信頼を害した」東京地裁|TBS NEWS DIG

就活「替え玉」受検 関西電力元社員に懲役2年6か月、執行猶予4年の有罪判決「ウェブ適性検査の信頼を害した」東京地裁|TBS NEWS DIG

就活「替え玉」受検 関西電力元社員に懲役2年6か月、執行猶予4年の有罪判決「ウェブ適性検査の信頼を害した」東京地裁|TBS NEWS DIG

就職活動のウェブテストを替え玉受検した罪に問われている関西電力の元社員の男に対し、東京地裁は懲役2年6か月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

関西電力の元社員・田中信人被告(28)は去年3月から4月にかけて、就職活動中の大学生から依頼を受けて、クレジットカード会社や商社などのウェブテストを替え玉受検した罪に問われています。

田中被告は、今月8日に開かれた初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めていました。

検察側は、冒頭陳述で田中被告が自らのツイッターで「2科目4000円」などとうたって依頼者を募り、のべ3000社以上の替え玉受検を行い、およそ400万円の利益を得ていたと指摘。

検察側は「個人IDとパスワードさえ把握していれば、厳格な身分確認を受けずに容易にアクセスできるウェブテストの間隙を突いた犯行」で、「企業の採用業務の公正さがゆがめられた」として、懲役2年6か月を求刑していました。

東京地裁は、きょうの判決で「採用予定企業のウェブ上の適性検査に対する信頼を著しく害するもの」で、「電磁的記録に対する社会一般の信頼をも害する行為で決して軽い犯罪ではない」と指摘。

一方で、起訴内容を認めている田中被告について、「当時は人助けの気持ちでやっていたが、今後は違法なことはしないなどと述べて更生の意欲も認められる」として懲役2年6か月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

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