【5台絡む多重事故】巻き込まれないためには?「ハイビーム走行を」

【5台絡む多重事故】巻き込まれないためには?「ハイビーム走行を」

【5台絡む多重事故】巻き込まれないためには?「ハイビーム走行を」

三重県の東名阪自動車道で27日、トラックや軽自動車など5台が絡む多重事故が発生。現場で散乱していた積み荷のペットボトルが被害拡大を招き、3人が死亡しました。夜間の高速道路で落下物による事故に巻き込まれないため、何に気を付けるべきでしょうか。

■現場撮影の男性「ちょっとおかしい」
27日未明、三重・亀山市。高速道路で撮影された映像では反対車線に大量の落下物が見え、「えぐい、えぐい、えぐい」と驚く声が上がっていました。

撮影した男性
「車の部品にしては明らかに量が多いし、ちょっとおかしいなと思った。あの時は分からなかった。その後に動画を見返して、ペットボトルが落ちていて、『水や!』ってなって」

■トラックの積み荷の大半が道路上に 
現場の上空から確認すると、ペットボトルが散乱していました。

三重県を走る東名阪自動車道で、5台が絡む多重事故が発生。中央分離帯のガードレールが大きくゆがみ、完全にひっくり返ってしまった車もありました。トラックの積み荷の大半が道路に投げ出されていて、衝撃の強さを物語っています。

■上り線の事故から…反対車線に散乱
警察などによると、最初に事故があったのは上り線。中型トラックが軽ワゴン車と事故を起こし、停まっていました。

そこに大型トラックがやってきて、軽ワゴン車と衝突しました。その弾みで中央分離帯にぶつかり、積んでいた大量のペットボトルなどが反対車線の下り線に散乱しました。

その後、現場の下り線へ1台の軽自動車が近づき、落下物に気付いて停車。後ろから車が来て衝突し、上下線合わせて5台が絡む大事故となりました。

この事故で、下り線で軽乗用車に乗っていた都築弘明さん(86)、美保子さん(83)夫婦と、上り線で中型トラックを運転していた角田進治さん(53)の3人が死亡しました。

上り線で軽ワゴン車に乗っていた山口冴さん(22)が意識不明の重体で、この他に4人がけがをしているということです。

■専門家「事前に状況知ることが必要」
夜間の高速道路に散乱した、落下物によって拡大した事故。巻き込まれないためにはどうすれば良いか、専門家に聞きました。

交通事故鑑定人・中島博史さん
「自分が進む先の状況を可能な限り、事前に知ることが必要です。夜間の高速道路ではハイビーム(遠方を照らすライト)で走って、それを距離の目安に使うということが、安全につながると思います」

「速度を抑えて十分な車間距離を取り、必要な注意を払っていれば、ほとんどが防げます」

警察は、事故が起きた当時の状況や原因を詳しく調べています。
(2023年3月27日放送「news zero」より)

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