“海に浮かぶ料亭”予約は去年の5倍! 屋形船から桜の絶景 スカイツリーと美の競演(2023年3月26日)

“海に浮かぶ料亭”予約は去年の5倍! 屋形船から桜の絶景 スカイツリーと美の競演(2023年3月26日)

“海に浮かぶ料亭”予約は去年の5倍! 屋形船から桜の絶景 スカイツリーと美の競演(2023年3月26日)

 25日に続き東京では、満開の桜も震えるような冬の寒さになっています。こうしたなか、新型コロナウイルスの影響で一時は利用客が激減した屋形船が大盛況です。予約は去年のほぼ5倍で、連日満席が続いているということです。

 東京は、26日も雨…。それでも、満開の桜がお出掛けを後押しします。都内屈指の桜の名所・目黒川。川沿いの4キロを800本のソメイヨシノが白く染め上げます。

 雨を前向きにとらえる人もいれば、高架下には桜を見ようと、雨をしのいでいる人たちがいます。

 26日も、雨に加えて気温は低いまま。季節外れの夏日となった24日は、元気に半袖姿の人も見られましたが、26日は24日より10℃以上低く、皆さんの装いも逆戻りです。

 そうしたなか、“雨”も“寒さ”もしのぎながら花見ができる場所が人気になっていました。隅田川をクルーズしながらお花見が楽しめる屋形船です。正午ごろ、船は東京の海の玄関口・晴海を出発。スカイツリーまでの往復10キロを2時間半かけて巡ります。

 早速、盛り上がる皆さん。旬の食材を生かした、サクサクの天ぷらに舌鼓。まさに“海に浮かぶ料亭”です。

 あえて雨に濡れて桜を見るグループも。登山仲間だというグループ。雨には慣れっこだといいます。

 登山仲間:「雨に濡れた桜も良いと思います。なかなか経験できないから良かった」

 一方、家族がカメラで狙うのは桜だけではありませんでした。

 アルバイトの父親:「働いているところを見たことないので、一生懸命やっているから良かったです」

 何でも、20歳になる息子がこの船でアルバイトをしていて、様子を見に来たんだとか。

 アルバイトをしている息子:「(Q.実際に家族に接客してみてどう)普段通りの接客しているのが、恥ずかしいかなと思ったけど、ちゃんと接客できたのかなと思います」

 そして、隅田川を上ること、約1時間。一番の絶景ポイントが見えてきました。東京のシンボル・スカイツリーとソメイヨシノの豪華競演です。

 思えば、心の底から花見が楽しめるのも3年ぶりです。女性グループも念願の乗船でした。

 屋形船もまた、コロナで苦境に立たされました。3年前は、9000人分の予約がキャンセルになりました。そして、行動に制限がなくなった今年。予約はすでに去年の5倍に。喜びもひとしおです。

 晴海屋・安藤慎一さん:「『本当に楽しかった』『来年も来るよ』こういった声が本当に励みになるので、頑張って仕事ができそうです」

 各地からも桜の便りが届いています。

 職員:「5輪、開花しているのを確認できましたので、開花としたいと思います」

 仙台では、26日、ソメイヨシノが平年より13日早く開花。統計が始まってから一番となる、異例の早咲きでした。

 街の人:「おめでとうございます。仙台にも春が来たなって、この宣言で実感できます」

 満開の発表も相次ぎました。福岡と埼玉、いずれも平年より早い満開です。

 24日、桜の開花が発表された大分県。開園70周年を迎えた高崎山自然動物園では、約1000頭もの野生のニホンザルを間近で見られ、桜とのコラボが楽しめます。

 27日は全国的に天気が回復し、春本番の暖かさが戻る見込みです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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