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MVP大谷翔平 魂の15球「9回のマウンド」語る 侍ジャパン 世界一奪還(2023年3月22日)
アメリカで行われたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の決勝戦。日本が3大会ぶりに優勝。世界一を奪還しました。栗山監督が率いた史上最強のドリームチーム「侍ジャパン」。MVPの大谷翔平選手が「終わってしまうのが寂しい」と語った夢のような一日をたっぷりお伝えします。
世界一奪還まであと1勝。WBC決勝は日本対アメリカです。試合前のセレモニー。アメリカがライト側から入場してきました。星条旗を持っているのはキャプテンのトラウト選手です。
日本は日の丸を持った大谷選手を先頭に入場します。エンゼルスのチームメートが両国の国旗を持って入場する“粋な登場”となりました。
日本の先発は今永。1回表で先頭バッターを打ち取りますが、2番・トラウト。アメリカが先制のチャンスを迎え、続くバッターは昨シーズンのMVP・ゴールドシュミット。
1回は今永が無失点に抑えます。その裏の日本。アメリカの先発は昨シーズン13勝を挙げたケリー。日本はヌートバー、近藤が倒れ、3番・大谷。続く4番は21日のメキシコ戦で同点ホームランを放った吉田。
日本も1回は無得点。しかし、アメリカは2回。これまで“恐怖の9番”打者として今大会4本のホームランを打っているターナー。22日は6番です。この一振りでアメリカが先制します。
しかし、その裏の日本。先頭は21日にサヨナラタイムリーを打った村上。その初球、村上のホームランで同点に追い付きます。
日本はこの後、ヒットとフォアボールで、1アウト満塁のチャンス。打席にはヌートバー。ファーストゴロの間にサードランナーが返り、日本が勝ち越します。3回、大谷の第2打席。何としても追加点がほしい日本は4回、6番岡本。岡本のホームランで日本が3-1とリードします。
5回、日本のマウンドは中日の高橋宏斗。ノーアウトランナー、1塁でトラウト。続くバッターも…。アメリカの強力打線から連続三振を奪い、この回は無失点に抑えた高橋。
そして、5回裏の攻撃は無得点で終わった日本。この回の打席を終えた大谷がグラブを持って向かったのはプルペンでした。
豊富な投手陣で追撃を許さない日本。6回は伊藤がマウンドに上がります。
6回裏の日本の攻撃は連続フォアボールで追加点のチャンス。この時、打順が回ってくる可能性のある大谷が慌ててブルペンから戻って来ます。
結局、この回は打席が回って来なかった大谷。7回表には再びブルペンで投げる様子が見られ、その裏の攻撃前にはまたまたベンチに戻るという、二刀流ならではの行ったり来たりとなりました。そして、アメリカの攻撃が残り2回となった8回表。マウンドに向かったのは…。
実況:「やはり来ます。ダルビッシュ有が14年ぶりにWBC決勝の舞台へ!」
16日のイタリア戦に続くマウンド、先頭の4番・アレナドはセンターフライに打ち取ります。
続くバッターは去年のナショナルリーグ、ホームラン王のシュワバー。6球ファルで粘った後の10球目。その後もヒットを打たれますが、後続は絶ち、ソロホームランの1点で抑えます。点差はわずかに1点。
8回裏、日本の攻撃は山田がこの日、2度目の盗塁を決めるなど、スコアリングポジションにランナーを進めますが、無得点で終わります。そして、9回のマウンド。
一時は準決勝、決勝では投げないのではとも言われましたが、この大舞台の最後に登場した大谷。
ところが、先頭バッターに…。
球場は割れんばかりの大歓声。何とか追い付こうとアメリカも必死です。打順は1番に返り、ベッツ。9回表、ツーアウト1点差。ここで打席には運命のいたずらか、大谷のチームメートでともにメジャーで戦ってきたトラウト…。
そして、3大会ぶりとなる世界一。栗山監督も選手たちとともに喜びを分かち合います。大会のMVPに選ばれたのは投打二刀流で活躍した大谷。その世界一となったヒーローがトロフィーを抱え、仲間たちの元へ走ります。
けがで出場を辞退した鈴木誠也のユニホームにも金メダルが下げられ、皆で喜びを分かち合います。
選手を信じぬいた栗山監督。喜びの胴上げでは10度、宙を舞いました。その栗山監督を投打で支えた大谷。
大谷翔平:「(Q.マウンドにも上がったが、あの時の心境は?)点差によって多少変わるとは思ってたんですけど、本当に接戦のいいゲームで最後、本当に緊張しましたけど、なんとか抑えられて良かったなと思います。最後トラウトだなと思ってたんですけど、先頭出しちゃったので、これ最後できないかなとは思って、あの後、ゲッツ―になって最高の形で迎えることができて、最高の結果になったので、良かったなと思います」「(Q.このメンバーで戦ったWBCどんな思いが?)正直終わってしまうのが、ちょっと寂しいような気持ちありますし皆、同じじゃないかなと思いますけど、それぞれのチームに帰って、これからシーズン始まるので、それに備えて寂しいですけど、頑張りたいなと思います」
侍ジャパン初の日系選手としてチームを引っ張ったヌートバー(25)。
ラーズ・ヌートバー:「このチームの一員に私を選んでくれてとてもうれしく思います。アンビリーバブル。ニッポンダイスキ、ミナ、アリガトウ」
ヌートバー選手の母・久美子さん:「(Q.世界一どんな気持ち?)こんなのもらちゃってすごい。もう感動しかない。本当にありがとうございます。日本のファンの皆様ありがとうございます。日本のファンの皆様ありがとうございます。地元の東松山の人ありがとうございます」
そして、先制された直後に追撃の一発を放った村上(23)。
村上宗隆:「(Q.会心だった?)そうですね、完璧です。一振りで追いつくことができて良かったです」「(Q.大会振り返ってみてどう?)終わってみたらすごくうれしい気持ちもありますけど、悔しい気持ちもあるので、一つ自分自身レベルアップできるように、頑張りたいと思います」
真摯に質問に答えてくれた村上でしたが…。
選手やスタッフ、全員でつかんだ14年ぶりの栄冠でした。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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