「トゥクトゥク」どういう乗り物なのか 熱海で暴走、大学生はねられ死亡(2023年3月16日)
静岡県熱海市で暴走した「トゥクトゥク」にはねられた大学生が死亡しました。レンタカーとしても人気のトゥクトゥク、専門業者は運転には注意がいると指摘します。
■熱海で暴走 大学生はねられ死亡
タイでタクシーとして用いられる姿で馴染み深い、三輪自動車「トゥクトゥク」。
普通自動車運転免許で運転できることから、日本に約500台が上陸。観光地などでレンタカーとしてトゥクトゥクを貸し出す事業者が出始めています。
観光客のにぎわいを取り戻した熱海市でも利用する人が増え始めているといいます。そんななか、15日午後2時半すぎ、レンタルで借りたトゥクトゥクを運転していた20代の男性が歩道に乗り上げ、複数の歩行者をはねる事故が発生しました。
そのうち救急搬送されて重体となっていた埼玉県富士見市の大学生・西井治樹さんが15日午後8時半ごろ、病院で死亡が確認されました。
目撃者:「1回歩道へ、がーっと来ちゃったんで、そのまま歩行者の方へ突っ込んでいった。ほんの一瞬ですよ。壁にぶつかって車、止まって、そしたら白い服着ている人が倒れているのが見えたんで。いやーやばいなとは思ったんだけど、ここから離れるわけにはいかないので」
目撃した男性によりますと…。
横断歩道手前から歩道に乗り上げて花壇にぶつかり、奥のホテルの入り口あたりで止まったということです。
■普通免許で運転可 ハンドル注意
片側2車線で見通しの良い緩やかなカーブ起きた事故。トゥクトゥクとは、どういう乗り物なのでしょうか。
埼玉県長瀞町で6台のトゥクトゥクを貸し出している会社では、出発前にビデオを30分見てもらっているそうです。
トウマトゥクトゥクレンタル・外薗定実社長:「手の部分はバイクです。アクセルは回す。バイクと全く同じ。ブレーキは足。車みたいに軽く踏んだら止まるのではなく、ちょっと強く踏まないと止まらない」
見た目は可愛く見えますが、高速道路も走行できるスピードが出るといいます。
トウマトゥクトゥクレンタル・外薗定実社長:「時速100キロ以上、出ます。1人で乗っていると時速80キロが限界だが、人数が乗っていると出る」
エンジンの排気量は軽自動車と同じ660cc。スピードメーターは140キロまで表示されています。
トウマトゥクトゥクレンタル・外薗定実社長:「後ろに6人乗ったらかなり重くなる」
前輪が1つのため、操作しにくい時があるというトゥクトゥク。ハンドル操作には注意が必要だといいます。
事故を起こしたトゥクトゥクを運転していた20代の男性も…。
運転していた20代男性:「ハンドルを取られて歩道に入ってしまった」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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