様子見?各地の“着用率”AIで分析…“脱マスク”初日 それぞれの『葛藤』(2023年3月13日)

様子見?各地の“着用率”AIで分析…“脱マスク”初日 それぞれの『葛藤』(2023年3月13日)

様子見?各地の“着用率”AIで分析…“脱マスク”初日 それぞれの『葛藤』(2023年3月13日)

マスクの着用ルールが13日から緩和されました。

東京・有楽町にあるビアレストラン。13日の営業前、従業員はマスクを外すか、それとも着けたままでいくのか迷っていました。東京都の新たな指針では、店側の判断で、お客さんや従業員にマスク着用を求めることができます。しかし、店の中にもさまざまな意見があります。
ホールスタッフ:「私自身、基礎疾患を持っているので、そういうお客さんもいると思うので、まだ早いかな」
キッチンスタッフ:「厨房は、30~40度の気温のなかで、ずっと動いてなくちゃいけないので、マスクは外したい」

結論が出たのは、開店30分前。
バーデンバーデン曽根崎・武吉代表:「きょうから厨房の方はマスクなしにしてもらって、(ホールは)いままで通りマスクつけての接客をしてください」

この店側の判断について、お客さんの反応です。
お客さん:「そんなに、こちらとしては気にならなくて。周りのお客さんとか全員外している状態なので、どちらでも」
お客さん:「3年間マスクに慣れちゃったので、いきなり外すというと心配もある。(Q.店員はつけた方が安心)安心はします」

13日朝の通勤ラッシュの時間帯、品川駅のマスク着用率をAIで解析したところ、結果は90.3%。その着用率は、3年前の春、緊急事態宣言が出ていたころと、ほとんど変わりませんでした。(AI画像解析:エイコム株式会社)

ところが、13日朝の那覇空港の映像を解析してみると、マスク着用率は68%でした。場所や目的によっては、外す人も増えているようです。

全国の新型コロナウイルスの新規感染者を見てみると、3000人台まで減っています。26万人を超えた去年夏のピークから激減しました。

少しずつでも、日常は変わりつつあります。

百貨店の看板からは、「マスク着用」と「ソーシャルディスタンス」を呼び掛ける文言が削除されました。朝礼の様子です。
従業員:「きょうからマスクの着用が緩和されます。松屋銀座としては、お客様は任意、従業員は着用となります」

名古屋市にあるテーマパークでは、従業員がマスクを外すのも自己判断です。
スタッフ:「やっと笑顔が伝えられるかなと思います。いいですね、爽快ですね」

判断を委ねられれば、対応がわかれるのは当然です。幼稚園や保育園の園児について、国はこれまでも一律でのマスク着用は求めていません。でも、松山市にある幼稚園では、新型コロナが5類に引き下げられるまで、マスクを続けることを決めました。
木の実幼稚園・中矢謙一郎理事長:「外したことによって、感染リスクがやっぱり上がったり、濃厚接触者に該当しやすくなる。大きく声を上げて『外しましょう』というのが難しい」

幼い子どもを預かるのは同じでも、千葉市の保育園では、園児にマスク着用を求めないのは、これまで通り。13日からは、保育士や事務職員もマスクを外すことに決めました。
キートス・日向美奈子統括園長:「まだ言葉を話せない赤ちゃんたちは、保育者の表情と言葉をひもづけて言葉を獲得していきますし、保育者が笑っていればうれしいんだなとか、悲しんでいれば、こういう気持ちなのかなって。気持ちも表情で受け取る」

そのかわり、職員には少しでも体調に問題があれば、積極的に休むよう促すことにしました。

保護者の反応です。
1歳児の保護者:「生まれてから、ずっとマスクの時代なので。顔が見えた方がコミュニケーションが取れると思う」

まだ、油断できない現場もあります。政府は、高齢者施設や医療機関を訪れるときは、引き続き、マスク着用を求めています。そうしたところで働く従業員は、私生活も気を抜けません。
生愛会ナーシングケアセンター・谷口裕子看護部長:「私たちは仕事を離れたとしても、もし感染してしまったりすると、業務が滞ってしまったり。そういうことも考えると、慎重にならざるを得ない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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