【北朝鮮】潜水艦から戦略巡航ミサイル発射 米韓合同軍事演習をけん制か “新型ICBM発射の可能性”指摘も
13日から始まった米韓合同軍事演習をけん制するかのように、北朝鮮が潜水艦から戦略巡航ミサイルを発射したと発表しました。韓国の情報機関「国家情報院」は、北朝鮮側も今月から来月にかけて大規模な軍事訓練を実施すると分析。事前探知が難しい新型ICBM(=大陸間弾道ミサイル)を発射する可能性があるとの指摘もでています。
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13日朝、朝鮮中央テレビは「潜水艦『8・24英雄艦』が朝鮮東海の景浦湾水域で2基の戦略巡航ミサイルを発射」と報じました。12日未明、潜水艦から戦略巡航ミサイル2発の発射訓練をしたとの内容で、ミサイルは8の字の軌道で2時間あまり、1500キロを飛行したと主張しています。
その上で、「核抑止力の重要な構成となる潜水艦部隊の水中攻撃作戦を検閲した」と報じたのです。アメリカと韓国の合同軍事演習に対するけん制だとみられます。
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13日から大規模な米韓合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」が始まりました。11日間にわたる演習では、文前政権時代に中断された大規模な野外機動訓練を5年ぶりに復活させます。ミサイル発射などの軍事的挑発を強める北朝鮮に対抗するため、米韓は今回の軍事演習の規模を拡大することで一致していました。
これに対し、金正恩総書記は先週、ジュエ氏とみられる娘とともに立ち会ったミサイルの発射訓練で、「ヒステリックに繰り広げられる敵の戦争準備策動に常に警戒心を高め、いつでも圧倒的に対応すべき」と軍事演習に強く反発する可能性を示していました。
そうした中、軍事演習前日に発射された巡航ミサイル。「(米韓の)軍事的な動きが露骨になっている今の情勢を圧倒的な力で管理していく」と報じた北朝鮮。韓国の情報機関「国家情報院」は、北朝鮮側も今月から来月にかけて大規模な軍事訓練を実施すると分析しています。先月の軍事パレードでは「世界最強の戦略兵器が完成」したとして、事前の探知が難しい固体燃料型の新型ICBMとみられるミサイルを公開していましたが、それを発射する可能性があるとしています。
韓国軍は「北朝鮮の挑発を容認せず、韓米同盟の圧倒的能力で対応していく」と強調しています。
(2023年3月13日放送「news every.」より)
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