「終わってみるとやっと勝たせてもらったという感じしか残っていない」栗山監督(2023年3月12日)

「終わってみるとやっと勝たせてもらったという感じしか残っていない」栗山監督(2023年3月12日)

「終わってみるとやっと勝たせてもらったという感じしか残っていない」栗山監督(2023年3月12日)

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表「侍ジャパン」は12日、WBCでオーストラリアと対戦し7-1で勝利。1次ラウンド4戦全勝で1位通過を決め、16日[木]に行われる準々決勝に向けてはずみをつけました。
侍ジャパンを率いる栗山英樹監督が試合後、報道陣の質問に答えました。

Q:きょうの勝ち方についてどう思うか?
栗山監督:勝ち方というよりも、まずはここを抜けて次に行くということしか考えていなかったので、内容に関しては色々いい面もあるし、もう少し反省しなければいけないところはあるのでね、こういう大会というのはそこを抜ける、次に行くということなので、まずは次に行けてほっとしています。

Q:1次ラウンド1位突破について
栗山監督:とにかく次に行くっていうことしか考えていなかった中で、もちろん前に出れば出るほど、向こう(プールA)も混とんとはしていると思いますけど、向こう(プールA)の1位ではないチームとやれるというところなんでね。1位で通過したいというのもありましたけど、これも野球の神様がどっちがってのはわからないのでね、とにかく全力を尽くしてやることしかなかったので。

Q:流れを引き寄せた大谷選手の先制ホームランについて
栗山監督:ずっと戦いながらなかなかチャンスがあっても前半点が取れないという試合が続いていたので、とにかく先にいきたい(先制したい)っていうところはありましたし、はじめて先攻から試合に入っていくなかでね、先に点を取ることで流れをこっちに引き寄せたい、(山本)由伸を安心してマウンドに上げたいというところはあったので、先に点を取れて良かったというのはありました。

Q:先発した山本投手の活躍についてはどうか?
栗山監督:僕がどうのこうのと言うところではないというふうに思います。これが山本由伸という内容であったと僕は思うので、見ているみなさんが「本当にいいピッチャーだなあ」というふうに思った内容だったと思います。

Q:4試合戦ってきた中でのチームの状態や強みは?
栗山監督:それは我々の感覚からすると始まったばかりなのに残りが少なくなっていくという戦い方は初めてなんでね。今の質問に関しては何もわからないですし、とにかくあした、あさってと一日ずつ前に進んでいくしかないので、まずは16日(準々決勝)に向かってしっかりやっていきます。

Q:準々決勝向けて、世界一を目指す選手たちにどういう言葉をかけるか?
栗山監督:僕が言葉をかけることはもうないんで、選手たちが一番、世界一になりたがっている、その思いをなんとか形にするために全力を尽くすだけなんで。言葉とかそういうものではなくて、勝ちに近づけば近づくほどチームは一つになるはずなのでね、もっともっといいチームになれるように、ある意味邪魔しないように手伝えるようにしっかりやっていきます。

Q:きょうの試合はこれまでよりも安心して見れたと思うのだが、どうか?
栗山監督:それは皆さんの立場で冷静に見ている感じなだけで、やってる方は先に行けば行ったで変な形、例えばフォアボール絡みやエラー絡みでいろんなことの中できちっとした野球ができない形で点を取られていくと余計嫌な思い、嫌な流れになるという想像を監督はしてしまうのでね。
終わってみたら結局先にいけましたけどなかなかそれから追加点、チャンスがあっても点が取れないという状況もあったし、見ている側とやっている側は全然違うので、終わってみるとやっと勝たせてもらったという感じしか残っていないのでね。

Q:1番・ヌートバー選手、2番・近藤選手が機能しているが
栗山監督:確かに、本当によく頑張ってくれてるとは思いますけども、そういうふうにやってくれるとこっちは信じて戦っていってるわけで、逆に言うともっともっと今はなかなか自分がもっと活躍できるのにそこまでいけない、状態を上げきれないというところも、こういうのはバランスなんでね。今度はそういう選手たちが上がってくるので、僕が思ってるのは全員が、いつも僕が思っているようなプレーができるように何とかしてあげたいって思っているのでね。(状態が)いい人悪い人がうまく助け合いながらチームが勝ち切るってことが大事だと思ってるので。本当にここから負けたら終わりってところに行くので、そこに意識を持っているという感じではないんですけど。

Q:この4試合でチームにメジャー選手からの化学変化は起きているか?
栗山監督:もちろん、僕はすごくいろんなところで起きてると信じていますし。何がって言われると、ちょっと僕が今言葉にすることはできませんけど、化学変化っていうのは今の現象だけではなくて、これから日本野球であったり、選手の将来であったりそういったものに対して化学変化は必ず起こるはずなので、そういう意味で言葉は使っていますけど。中でもここまでの4試合っていうのは色んな部分で選手たちも色々なことを感じながら戦ってくれているので、(化学変化は)間違いなく起こっていると思っています。

Q:栗林投手の状態について
栗山監督:試合前に言った通りで腰の張りの中で、こっちが止めている状況なのでね、それも日々確認をして、しっかりとやっていきます。

Q:これからの戦いへの思いを教えてほしい
栗山監督:もちろんそうなんですけど、実はこの4試合も変な話一つとられてもっていう、3勝1敗だともしかしたら抜けられないかもしれないですけど、一つやられるという覚悟も持ちながら、ばたばたしないように、とにかく自分たちの野球をやろうと思ってずっとやっていましたし、その中でそうは言ってもやられたらこれで終わるんだという思いで自分の中ではやっていたので。ですから、なんとなく選手を使っているように見えるかもしれないですけど、こちらは相当考えて一つ一つ覚悟してやってたつもりなのでね、それはもうこれだけ考えてというのは感じとしてはもう変わらないし、自分としては絶対負けないというふうに思ってやってきたので、同じようにやっていきたいと思います。

Q:大谷選手の活躍に対しての評価は?
栗山監督:大谷選手だなあって感じですね。

Q:源田選手のけがの状況について
栗山監督:試合前に言っている通り本人と話しながら前に進んでいくだけなので。

イタリアと対戦することになった侍ジャパンの準々決勝は、16日[木]よる7時に試合開始です。 ※この映像にはナレーションはありません。ご了承ください。
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