「(韓国戦へ向け)すべてをぶつける戦いをするだけ。全力を尽くす」栗山監督(2023年3月10日)
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督は10日、試合直前の記者会見に臨み、報道陣からの質問に答えました。
Q:中国戦から一夜明けてチームの雰囲気に変化はあったか
栗山監督:変化というか、初戦に入ったときにいきなり出力がガっとかなり上がるんで(選手たちの)体調面を気にはしてたんですけど、きょうの練習を見てて落ち着いた部分もあるだろうし、思った以上に(身体の)ダメージが少なそうなんでそこのところはかなり安心しました。
Q:日韓戦をどうとらえているか
栗山監督:ずっと僕も取材者としてオリンピックやWBC、全ての試合見てきましたけど、ほんとに魂と魂のぶつかり合いになる、激しいゲームになるイメージしかない。正直まさか自分がそういう試合に向かうとは思ってはなかったですけど。色々きょう(日韓戦を)経験した人たちにも話聞きましたし、昨年のシーズン韓国まで行かしてもらって主力の選手見させてもらいましたけど、ほんとにいい選手ばっかりなんでしっかりとまずは自分たちの持ってるものを相手にぶつけられるように全力でやっていきます。
Q:きょう先発するダルビッシュ選手にはどのような投球を期待するか
栗山監督:僕はピッチャーではなくて、世界の一流ピッチャーであるピッチャーにマウンドに上がってもらうので、ひたすら僕は彼を信じて試合をするだけです。経験しているとはいえ、逆に責任の重さっていうものも大きく見ていると感じていますけど、そういうことよりも日本でダルビッシュ投手がマウンドに上がってくれるということ、ファンの皆さんもすごく見たかったと思うし、僕も彼に大事な勝負に向かってほしいという思いもあったのでそこは信じていきます。
Q:総力戦で向かってくる韓国をどう向き合うか
栗山監督:それは我々もそうです。明日のことは考えないで全員ピッチャー突っ込んで戦うよということは伝えましたし、すべてをぶつける戦いをするだけなんで、しっかりといいゲームができるように全力を尽くします。
Q:韓国野球の強さとそれを抑えるために必要な日本野球の強さはなにか
栗山監督:昨日も言いましたけど(日本野球の強さの)どこを出す(のが必要か)っていうことの答えがあるんであれば僕も困らないです。メジャーのいいところもうまく取り入れながら野球が進化していくっていうふうなイメージが僕の中にすごくあるんで、どうしたらいいかっていうのはそんな簡単に答えが出るものでもないし、とにかくすべてを出し尽くして相手にぶつかって何とかどんな形でもいいから結果をこちら(日本代表)の方に手繰り寄せるっていうそれしかないと思うんで、こういう(あるひとつの)やり方があるというわけではなくて日本の選手たち一人一人の持ってるよさを出し切って戦う。それしかないというふうに思います。
Q:栗山監督は以前「もう一度ダルビッシュの名前をスターティングメンバーに書かせてくれ」と言ったが、きょう実際に書いたときの思い
栗山監督:たぶん一番感じるのは試合始まったときにスコアボードにその名前(ダルビッシュ選手の名前)を見たときで、その時にはいろんな思いが湧き上がってくるんだろうなっていうふうに思いますけど、今ちょっとそういう状況じゃないのできょうの試合どうやったら取れるのか、勝負は50-50だと思ってるんでどうやったらいい(試合に勝つことができる)のかっていうことしか今は考えてないんで大会が終わったらそのことはゆっくり感じます。
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