【日本銀行】大規模な金融“異次元緩和”維持を公表
日本銀行は10年間続いた黒田総裁のもとでは最後となる金融政策決定会合を開き、10日午前、その結果を公表し、いまの大規模な金融緩和策を維持するとしました。
日銀はアベノミクスと連携した黒田総裁の下での金融政策で10年にわたり、金利を低く抑え、経済の活性化を狙う大規模な金融緩和策、いわゆる“異次元緩和”を続けてきました。
日銀は国債を大量に買い入れて、長期金利の上昇を抑え込んできましたが、債券市場にゆがみが生じるなどの副作用も指摘されています。
このため、市場では今回の会合で、いまの緩和策を修正して新体制に引き継ぐのではないかとの観測もありましたが、10日午前、いまの大規模緩和策を「維持」するとの結果を公表しました。
10日午後には、来月8日に任期満了を迎える黒田総裁が、決定会合の説明としては最後の会見を開きます。
(2023年3月10日放送)
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