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「消し去られてしまう」福島・双葉町の“いま”をジオラマで “阪神”被災の建築士と大学生|TBS NEWS DIG
東日本大震災から12年、被災地の今をみつめる「つなぐ、つながる」プロジェクトです。阪神淡路大震災で被災した神戸の男性が、大学生らとともに震災と原発事故で被害を受けた福島県双葉町の姿をジオラマで再現する取り組みを行っています。
兵庫県内の貸しスタジオで作業に取り組む大学生たち。彼らが作っているのは、遠く離れた福島県双葉町のいまの姿を記録したジオラマです。
福島県双葉町には隣の大熊町とまたがって、東京電力福島第一原発が立地しています。
双葉町に人が住めるようになったのは、全自治体で最後の去年8月。とはいえ、面積にして町の15%、戻ってきた住民は震災前の7000人のうちおよそ60人にすぎません。
現地調査に臨んだ学生たち…
「鉄骨やな。あとから増築したんや」
同行するのは、神戸市の1級建築士・曺弘利さん(69)です。阪神淡路大震災で事務所が全焼するなど被災した曺さんは、双葉町を3年前から毎月のように訪れ、住まいや生活の痕跡を100枚以上スケッチしてきました。
そして去年、町の復興住宅の一室を借り、本腰を入れて町の住宅の歴史を残すフィールドワークに取り組むことにしたのです。
学生たちとのジオラマづくりもその一環です。
1級建築士 曺弘利さん
「(住まいの歴史が)消し去られてしまうから。(住まいの)記録は残しておかなあかん。行政は数字とか固定資産税とかの数字は残すやろうけど、こういうものはない。また記録せんやろしね」
曺さんは学生と地元の人々を引き合わせることにしました。
高倉伊助さん
「私の思い出は結婚指輪をこの店で買ったんですよ。友達の店だったから」
学生
「思い出深い場所なんですね」
神戸から運んだジオラマも見てもらい、記憶を掘り起こします。
宇名根良平さん
「この辺に駄菓子屋さんがあって、ガンダムのプラモデルを売っていた」
神戸に戻った学生らは、曺さんの事務所で連日、ジオラマ製作に取り組みました。現場の土を踏み、人々の声を聞いたことで作業に一層力が入ります。
関西学院大2年 竹川航平さん
「ただジオラマをつくるだけでなく、生活の営みや雰囲気などを一つ一つ思い出してジオラマ製作に生かしていきたい」
1級建築士 曺弘利さん
「双葉町と関わるツールをつくっているだけ。『こんなんつくったから町のこと知りたい聞きたい』というふうに(学生たちも)つながっていく。“あいさつ代わり”の模型」
兵庫から福島へ。完成したジオラマはきょう、双葉町の町長らに託されます。
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