奥多摩遺体切断事件 南ア逃亡の被告に懲役13年判決 東京地裁(2023年3月7日)
2003年に東京・奥多摩町で男性の切断された遺体が見つかった事件で、事件後に南アフリカに逃亡していた被告に対し、東京地裁は懲役13年の判決を言い渡しました。
紙谷惣被告(48)は2003年、仲間と共謀して山梨県内の駐車場に止めた車の中で古川信也さん(当時26)を殺害し、遺体を切断して奥多摩町などに遺棄した罪などに問われています。
紙谷被告は事件後に国際手配され、2020年に潜伏先の南アフリカから帰国し、逮捕・起訴されていました。
今年1月の初公判で紙谷被告は「殺す意図はなかったです」と、殺人罪について否認していました。
今月7日の判決で東京地裁は「主犯格らがそう遠くない時期に被害者を殺害する意図があることは分かっているので、離脱することもできたのに、それをせず了承した」などとして、殺人罪の共犯が成立すると指摘しました。
そのうえで「実行役らに比べると紙谷被告は殺害には直接、加担せず、果たした役割の重要性に相当な差がある」などとして、懲役20年の求刑に対して懲役13年の判決を言い渡しました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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