【依頼人の女性が提訴】セクハラ撲滅に取り組む弁護士 依頼人に“セクハラ”

【依頼人の女性が提訴】セクハラ撲滅に取り組む弁護士 依頼人に“セクハラ”

【依頼人の女性が提訴】セクハラ撲滅に取り組む弁護士 依頼人に“セクハラ”

ハラスメント撲滅などの活動を行っていた弁護士が、依頼人の女性にセクハラ行為をしたとして、1日に謝罪しました。被害を受けた女性が3日に会見を行い、エスカレートしていったというセクハラ被害について語りました。

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セクハラ被害を訴える女性・知乃さん(3日午後2時半頃)
「生涯、弁護士として活動しないということを求めたいと思います。私は悲しんでいるとかはありません。非常に怒っています」

会見で語気を強めて話したのは、舞台俳優の女性です。過去に民事訴訟の代理人を依頼した馬奈木厳太郎弁護士からセクハラ被害を受けたとして1100万円の損害賠償を求め、提訴したことを明らかにしました。

訴状などによりますと、馬奈木弁護士の“セクハラ行為”は2019年から続き、次第にエスカレートしていったといいます。

馬奈木弁護士(SNSでのやりとり ※訴状による)
「入浴中の写真とか送ってくれてもいいよ」

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演劇界のセクハラやパワハラをなくすための活動に取り組んでいたことで知られる馬奈木弁護士からセクハラを受けたとして、3日に舞台俳優の女性が会見を開きました。

女性の代理人弁護士
「弁護士に頼ろうとする人を裏切ってしまう行為は本当に許しがたい行為だと思います」

女性は2018年に演劇界などのセクハラやパワハラをなくすための団体を設立しました。知人の紹介で馬奈木弁護士と知り合うと、仕事以外で食事などに誘われる機会が増えていったといいます。

訴状などによりますと、2019年9月には居酒屋で食事をしていた時に、馬奈木弁護士が足先で女性のふくらはぎ付近をなでるように触ってきたといいます。

その後も別の機会で手を握ってきたり、太ももをなでたりするなど、体への接触が増えてきたといいます。

そして2021年には路上でキスを強要。女性は内心、不快に感じながらも、裁判の代理人をお願いしているため、強くは拒否できなかったといいます。

セクハラ被害を訴える女性・知乃さん
「全部させられたこと。構造的には上司と部下みたいになりますので」

また、SNSのやりとりでは…

馬奈木弁護士(SNSでのやりとり ※訴状による)
「入浴中の写真とか送ってくれてもいいよ」、「次、2人きりであったら押し倒しそうだよ」

露骨に性的な誘いをするなど、“セクハラ行為”は次第にエスカレート。意に反する性行為を強要され、強い精神的苦痛を受けたといいます。

セクハラ被害を訴える女性・知乃さん
「きょう会見をしたからといって、私の体調不良だったり、これから処分が下るのかわからない訳ですから。本当に一生をかけて弁護士として仕事をしてほしくないと怒っています」

この問題について、馬奈木弁護士は1日に自身のブログで、「私自身が既婚でありながら、その方に対して好意を抱いてしまいました」、「その方も私に対して好意を寄せていると思い込み、身体に触れたり、身体の部位に言及したメッセージを送ったり、性的関係を誘うメッセージを送ったりしました」、「卑劣な、人として許されない行為です」などと謝罪しています。
(2023年3月3日放送「news every.」より)

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