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衆院憲法審査会 同性婚導入の是非めぐり論議(2023年3月2日)
今国会で初めて衆議院の憲法審査会が開かれ、野党側は同性婚を認めないのは憲法違反ではないかと指摘したうえで、審査会で議論するよう求めました。
立憲民主党・吉田晴美衆議院議員:「LGBTの方々の自由を幸せを追求する権利を私たち政治家が奪うことはできないはずです。今こそ、この憲法審査会の場ではっきりさせましょう」
自民党・新藤憲法審査会筆頭幹事:「(憲法は)明示的に同性婚を禁止していません。一方で、明示的に認めてもいないと。すべての国民が幅広く議論していかなきゃいけない問題だ」
自民党の新藤議員はこのように述べたうえで、同性婚の議論は家族に関する法律を所管する法務委員会で進めるべきだとして、審査会での議論に慎重な考えを示しました。
一方、公明党の北側副代表は今の憲法の規定で同性婚は排除されていないと述べました。
公明党・北側副代表:「同性婚を排除している、そのような憲法の規定はないと。ですから同性婚を認めていくのかどうかというのは法律による立法政策の問題で、ここはしっかりと議論をする必要がある」
また、自民党側は緊急事態条項の新設など憲法改正に向けて論点を深掘りするとともに国民投票法改正の議論を進めるべきと主張しました。
一方、立憲民主党は緊急時の国会議員の任期延長について、参議院の緊急集会(参議院が持つ国会の権能を暫定的に代行する制度)が開催される可能性が狭まると主張し、参議院の権限を弱める議論を衆議院だけで進めることは問題だなどとして「拙速に議論を進めるべきではない」と述べました。
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