【中学校で教員“切りつけ”】強い殺意と計画性が明らかに “殺したい”という衝動…少年の心理は

【中学校で教員“切りつけ”】強い殺意と計画性が明らかに “殺したい”という衝動…少年の心理は

【中学校で教員“切りつけ”】強い殺意と計画性が明らかに “殺したい”という衝動…少年の心理は

1日、埼玉県戸田市の中学校で、17歳の少年が教員を切りつけ、殺害しようとしたとして逮捕された事件。生徒たちに恐怖を与えた少年の“殺意”と“計画性”が、徐々に明らかになってきました。少年は侵入当時、複数の刃物を所持していたといいます。また、少年は先月、さいたま市で猫の死骸が相次いで見つかった事件についても、犯行を認めるような供述をしているといいます。犯罪心理学に詳しい専門家は…。

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1日、埼玉・戸田市の美笹中学校で切りつけ事件が起きました。事件から一夜明けた2日、学校では授業を行わず、担任と一対一で面談するなど、生徒の心のケアが行われたといいます。

中学3年生
「正直、きのうは心配で眠れませんでした。みんな初めてで、すごく驚いてて」

中学2年生
「めっちゃ怖かった」
「(先生が)かばってくれたから」

警察によると、期末テスト中、ナイフを持った17歳の少年が侵入しました。少年は自転車で学校に向かったとみられ、「門から入った」と話しているということです。防犯カメラには、少年とみられる人物が正門から入る様子が映っていたといいます。

その後、少年が向かったのは、校舎3階の1年生の教室です。当時、3階にいたという生徒が当時の状況を語りました。

3階の現場にいた生徒
「ずっとテストを受けていたので、教室から1歩も出られなくて、最中の出来事。『先生がー』っていう声が聞こえて、それで先生に誘導されて避難した、非常ドアから」
「焦って、思いきり避難して、教師たちがさすまたで(少年を取り押さえようと)」

教員たちは身をていして生徒の命を守り、60歳の男性教員が少年に切りつけられ、重傷を負いました。

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徐々に明らかになってきたのは、“強い殺意”と“計画性”です。少年は侵入当時、複数の刃物を所持していたといいます。さらに、事件が起きたのは平日の日中。「生徒が確実にいる時間を狙った」とみられることが新たにわかりました。

少年(17)
「誰でもいいから、人を殺したかった」

“殺したい”という衝動。その矛先は人だけでなく、少年は「猫を殺したのは自分だ」と、先月、さいたま市で猫の死骸が相次いで見つかった事件についても、犯行を認めるような供述をしているといいます。

学校と猫、それぞれの事件で関連があった場合、犯罪心理学に詳しい専門家は、次のように指摘しました。

犯罪心理学に詳しい奈良女子大学 岡本英生教授
「生き物を殺す、要するに苦しめるのを見て快感を得ようというのが、たぶん殺害衝動の根本。猫を見てある程度満足したけど、まだ足りないということだろうと」
「中学校を選んだとなると、ある程度、強い人を自分の力でねじ伏せる。ある程度自信がついて、実行に移したということでしょうか。非常に恐ろしいことですけど」

警察は、事件の関連を調べています。
(2023年3月2日放送「news every.」より)

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