金正恩氏が白馬で疾走 ノーマスクで熱烈歓声 狙いは?(2022年2月3日)
金正恩総書記が白馬に乗って疾走する新たな映像が公開されました。専門家はこの映像から、北朝鮮のある思惑がうかがえると分析しています。
熱烈な歓声を浴びながらコンサート会場に姿を現した金正恩総書記。歓声・・・。そういえば、観客は誰もマスクをしていません。ノーマスクで歓声を上げ、そのうえ密です。現在の日本では考えられない光景です。
と、カメラはある人物を捉えていました。叔母の金慶喜(キム・ギョンヒ)氏です。2013年に夫の張成沢(チャン・ソンテク)氏が処刑されて以降、一部で重病説や死亡説が流れ、消息が報じられたのは6年後の2020年1月のことでした。
そして、その2年後の今回、再びその姿が放送されたのです。一族の結束を強調する狙いがあるとみられます。
とはいえ、その高齢と思われる金慶喜氏もマスクを着けていません。
金総書記、コンサートが終わると一人ひとり出演者の手を取り、最後は体を寄せ合っての記念写真です。北朝鮮はコロナ禍を乗り越えたのでしょうか。
そんななか、北朝鮮の国営メディアは、金総書記の新作ドキュメンタリーを放送しました。
タイトルは「2021年、大勝利の年」。コロナ過での国防分野などの金総書記の成果が称賛されています。
一方で専門家は、乗っている白馬に注目しました。
コリア・レポート、辺真一編集長:「白馬は祖父の金日成主席も父親の金正日総書記も、白馬を愛していたというか使っていました。3代続いてこういう場面が公開されているわけですから、権力継承の正当性、いわば金正恩総書記も祖父、父親と並んだことを印象付けている」
当時、委員長だった金総書記は去年1月、父・金正日総書記と同じ「総書記」の座に就いています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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