「腫れや内出血は見受けられなかった」乳児死亡で母親逮捕…児相など「異常なし」判断(2023年3月1日)

「腫れや内出血は見受けられなかった」乳児死亡で母親逮捕…児相など「異常なし」判断(2023年3月1日)

「腫れや内出血は見受けられなかった」乳児死亡で母親逮捕…児相など「異常なし」判断(2023年3月1日)

生後2か月の女児が死亡した事件で、行政や病院は虐待と判断できませんでした。

 神戸市西区の北村里美容疑者(25)は、去年8月から9月にかけて、当時住んでいた神戸市垂水区のアパートの一室で生後2か月の次女・双葉ちゃんに暴行を加え、太ももの骨を折る重傷を負わせた傷害の疑いが持たれています。

 神戸市によりますと、犯行後とみられる去年9月、北村容疑者から「娘の脚が腫れている」「体重が増えない」などと電話があり、ネグレクト=育児放棄の恐れもあるとして児童相談所の職員や保健師らが複数回、双葉ちゃんの健康状態を確認しましたが、機嫌も良く「問題ない」と判断されていました。

 (神戸市こども家庭局家庭支援課 水野祐司課長)
 「骨折していれば当然あり得そうな状況、腫れていたりとか内出血しているだとか脚の形がとか、そういったところも見受けられなかった。確認をして問題ないというふうに判断していました」

 またその後、北村容疑者は双葉ちゃんを2つの病院に連れて行き脚の腫れを診てもらいましたが、神戸市によるといずれも「あざや腫れなどもなく異常はない」と診断されたということです。

 (神戸市こども家庭局家庭支援課 水野祐司課長)
 「私たち(行政)も、いくつかの医療機関においても、骨折の把握はできていないというところは事実ではあろうかと思いますので、それが見過ごしということになるのか、それともそういうものでも見つけられない症状っていうのもありうるという話になるのか」

 双葉ちゃんはその後、自宅で心肺停止の状態で見つかり、翌日に亡くなっていて、警察は死亡の経緯についても調べています。

 また兵庫県警は、これまで児童相談所から双葉ちゃんに関する情報提供はなかったとしていましたが、3月1日になって、双葉ちゃんが死亡後の去年10月には情報提供を受けていたと訂正しました。

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