【訴え】「宣言」の基準に“通常医療のひっ迫度合い”も 日本医師会の中川会長 新型コロナウイルス
日本医師会の中川会長は、新型コロナ患者の急激に増加で通常の救急医療なども大きく影響を受けているとして、緊急事態宣言を出す際は通常医療のひっ迫度合いも基準に加えるよう訴えました。
日本医師会・中川会長「コロナ医療について、医療提供体制がひっ迫するかどうかだけではなく、コロナ以外の通常医療が守られているかどうか。両方を考慮してほしい」
日本医師会の中川会長は政府に対し、緊急事態宣言を出す際の判断基準について、救急医療をはじめとした通常医療がひっ迫していないかという視点も加えてほしいと訴えました。
その理由として、新型コロナ患者以外の救急搬送の困難事例が増えていて、通常医療がひっ迫していることをあげています。
先月31日時点の全国の入院患者数は、去年8月の第5波のピーク時に比べて、およそ2.6倍となっているということです。
(2022年2月2日放送)
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