【狛江市“強盗殺人”】52歳容疑者は高級車クラウンに“乗り換え”
東京・狛江市で90歳の女性が殺害された強盗殺人事件で、“実行役”とみられる男ら4人が逮捕されました。4人はどのような人物なのか、取材しました。
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先月、東京・狛江市で起きた強盗殺人事件で大塩衣与さん（90）が命を奪われました。22日、大塩さんの息子が取材に応じてくれました。
大塩さんの息子
「（母親に）『警察が捕まえてくれたよ』と話はするつもりでいます。だけど、おふくろは帰ってこないから。生き返らないんです」
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22日、狛江市の強盗殺人事件の“実行役”とみられる男らが相次いで逮捕されました。
22日朝、埼玉・川口市で大勢の捜査員に囲まれ所持品検査など、身体チェックを受けていたのは、野村広之容疑者（52）です。取材のカメラに気づくと、カメラに向かって指をさす様子も見られました。強盗殺人などの疑いで警視庁により22日に逮捕されました。興奮していたのか、捜査員が「わかった、わかった」と声をかけ、なだめる場面も見られました。
事件が起きたのは先月19日です。住宅から高級腕時計や指輪など60万円相当が奪われ、この家に住む大塩衣与さん（90）が殺害されました。野村容疑者はこの事件の“実行役”の1人とみられているのです。
同じく“実行役”とみられる19歳の大学生の少年も22日、石川県警に逮捕されました。その後、金沢市内にある金沢東署を出て、都内の警察署に移送されました。
事件発生から約1か月で急展開を迎えた強盗殺人事件。“実行役”とみられる男は、どのような人物なのでしょうか。
22日午後に野村容疑者の自宅の家宅捜索が行われました。
近隣住民
「スーツ姿は見たことないね。ラフな格好とは思ったけど。背広とかそんな姿はないね」
近隣住民
「朝帰ってくるんです。夜の仕事かなと思うんだけど」
――どういう格好ででかける
近隣住民
「普通の格好。スーツじゃなくて、私服ですよね」
近隣住民は、野村容疑者が朝方に帰宅する姿をたびたび目撃していたといいます。
住んでいる団地では、組合の副理事を務めていたといいます。ただ、理事会には参加するものの、発言はなかったということです。
近隣住民
「ニタァっとしているくらいで、意見は1回も言わなかったね。ただ名だけという感じだった」
お金に関しては、次のような話も飛び出しました。
近隣住民
「前は別の車だったけど、最近、クラウンの車乗って。『良い車乗ってるな』って話してさ」
去年、車を買い替えるなど、生活の変化を近隣住民が目撃していました。ただその一方で、過去には管理費や駐車場の料金を滞納するなど、お金のトラブルもあったということです。
さらに狛江市の事件をめぐっては、福島聖悟容疑者（34）も22日に逮捕されました。
近隣住民
「いつも暗いイメージで、挨拶してもあんま元気よく返してはくれなかったです。(1月に会った時も)下を向いて歩いていました」
福島容疑者は、事件で使われたとみられるレンタカーを借りるなど、犯行の手助けをした強盗殺人ほう助の疑いなどがもたれています。
そして、警視庁は強盗殺人などの疑いで新たに永田陸人容疑者（21）を逮捕しました。永田容疑者は中野区で起きた強盗傷害事件で逮捕・起訴されていました。狛江市の事件でも“実行役”とみられています。
永田容疑者が先月まで働いていた職場の社長に話を聞きました。
永田容疑者の元職場の社長
「まじめで明るくて、『飲みに行きましょう』って。頻繁に飲みに行ってましたから」
まじめな勤務態度だったといいますが、狛江市の事件の直前に突然、欠勤していたということです。
永田容疑者の元職場の社長
「事件の2日前からいないので。（狛江の事件当日の）19日は『仕事くるって』いっていたけど、『人が死んじゃったんで、近しい人が死んだから来られなくなっちゃいました』みたいな」
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「ルフィ」などの“指示役”の存在が浮上している狛江市の強盗殺人事件。警視庁は逮捕した4人の犯行の裏付けを進めるとともに、一連の事件の全容解明を進める方針です。
（2023年2月22日放送「news every.」より）
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