「日々成長する。そのための努力は、ファンの方々や球団に対して必要」ダルビッシュ有(2023年2月18日)
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表「侍ジャパン」のダルビッシュ有投手(サンディエゴ・パドレス)は18日、宮崎キャンプ2日目の練習後、記者の質問に答えました。
Q:きょう、早い時間での球場入りの理由は?
ダルビッシュ:きのうは全体で来たので、アップまでの時間があまりなくて、自分の準備ができなくてキャッチボールが遅れた。それを避けるために少し早く来て、自分の準備をして、ウォーミングアップの後にキャッチボールができるようにしました。
Q:キャンプ初となるブルペンでの投球について
ダルビッシュ:暖かったですし、サンディエゴで投げてたよりもいい感じで投げることができました。
Q:きょうの投げ込みのテーマは?
ダルビッシュ:時差ぼけとかもあるので、体が堅い部分もあったので、あまり飛ばしすぎないようにっていうふうには思いましたけど、思ったよりもちゃんと体も動いていたので、サンディエゴにいるときくらいの力感で投げました。
Q:タブレットでどういったことを確認したか?
ダルビッシュ:例えば回転の軸の確認であったりとか、自分が思い描いた通りの変化が出せているかとか、そういうところの確認です。
Q:バッターを立たせての投球は、実戦を意識してのことか?
ダルビッシュ:次はたぶん実戦になるので、まだ打者相手には投げていないんですけど、それのイメージというか、そのために投げました。
Q:マウンドの違いについては?
ダルビッシュ:あんまりマウンドを気にするタイプではないので、きょうのマウンドが固いか柔らかいかとかも覚えていないんですけど、全く気にはならなかったですね。
Q:この時期での仕上がりは何パーセント?
ダルビッシュ:パーセンテージは毎年身体が変わるのでちょっと全くわからないんですけど、コントロールであったりとか完成度は結構高いんじゃないかなと。
Q:ネット越しに見ていた後輩投手たちについて
ダルビッシュ:メンタル的にはトレーニングだと思って。周りの方がたくさん見てくださっていましたけども、そのなかでも自分の中で自分の世界を作って集中するようにはしてました。でも、嬉しかったです。
Q:ブルペンで投手同士の会話は?
ダルビッシュ:ブルペンではしてないですけど、ドームであったりクラブハウス、ロッカーであったりとか、そういうところではすごくいろいろ話してます。
Q:周りからはまだ警戒されていると、きのうは語っていたが変化は?
ダルビッシュ:だんだん自分の性格というか、そういうところはわかってきてくれているとは思うので、だんだん野手の方とも話せています。
Q:短期間で違うチームの選手と結束していくうえで心がけていることは?
ダルビッシュ:自分の場合は、自分のことを知ってもらうことが一番大事なので、会話というところは大事だと思います。
Q:実戦も近いが、どうやって調整段階をあげていくか、イメージは?
ダルビッシュ:そうなると具体的にいつ投げるかとなってしまうので、次はライブBPという形で投げて、そこから体調次第で次のブルペンであったりライブBPであったりとか、スケジュールとか球数を決めていくということです。
Q:甲斐拓也選手とはどういうコミュニケーションを?
ダルビッシュ:投げ終わってから少し話はできたんですけど、甲斐選手のセットアップであったりとか構えたらいいとか、そういうことをどんどん言ってくださいというふうに言ってくれたんですけど、基本的には今のままで全く問題ないとは伝えました。
Q:甲斐選手が評価していた上半身のコンパクトさは意識してのものか?
ダルビッシュ:全く意識はしていなくて、昔とあんまりイメージを変えてる感じではないんですけど、勝手にこういう形になってきたので。
でも今ショートアームというのが流行っているんですけど、結果的にそこに落ち着いているので、よかったと思います。
Q:2009年大会以来の参加。当時と大きく状況が変わり、今幸せに見えるがどうか?
ダルビッシュ:もちろん幸せではあると思うんですけど、以前のここに来た記憶はあんまりないんですよね。でも今こうやって普段接することのできない日本のファンの方とかとそういう形でコミュニケーション取れるのはすごく嬉しいです。
Q:ダルビッシュ投手の方が学びたいという気持ちは強いのか?
ダルビッシュ:アメリカでプレーされている選手と、日本でプレーされている選手と、多少違うので。考え方もアプローチも違うので、そういうところを知れるという意味ですごく楽しんでます。
Q:ブルペンでの投球で感触の良かった球種は?
ダルビッシュ:全体的には良かったと思いますね。フォーシームがあんまり良くなかった感じがしたんですけど、スライダーも良かったですし、ツーシームも良かったですし、カーブも全体的に良かったと思いますね。
Q:ストレートとツーシーム系で球速が変わらないのは意識していたのか?
ダルビッシュ:そうですね。自分の場合、ツーシームの方が速い時があるので、実際同じようなリリースをしてて、シーム(縫い目)が違うというだけで、そこで球速差が出てしまうと、打者に見極められるので、なるべく同じように投げるようにはしています。
Q:どういうところで、その日の体調がわかるのか?
ダルビッシュ:僕は起きて、ベッドで寝転がって感覚を感じると、だいたいどうなのかはもちろんわかります。
Q:投げているときも変わりますか?
ダルビッシュ:起きた状況でだいたい今日はこんな感じだろうなとは予想はできる。ただ、1日過ごしている中で、立っている時間が長いとか座っている時間が長いとか、水分とれないとかそういうところで多少は変わってくるので、だいたい起きたときにわかります。
Q:今日のピッチングでロジンバッグを使わなかった意図は?
ダルビッシュ:アメリカでも多少は触ったと思うんですけど、木の花ドームの時なので。慣れているので、触らなくて投げるということには。
Q: たくさんの人が見ている中で、どうやって集中しているのか?
ダルビッシュ:周りの風景は見えているんですけど、見られているというふうに感じるじゃないですか。そういうのは無視する。そういう声は自分の中で受け取らないという形でやっています。
Q:戸郷選手の投球を見ていたが、どういったところを見ていたのか?
ダルビッシュ:この前ツーシームとかスライダーの話をしていたので、それを投げていたので、横で湯浅投手もスライダーを投げていたのでそれを後ろから見ていました。
Q:ダルビッシュ投手のおかげで良い影響があると栗山監督が話していることついてどう思うか?
ダルビッシュ:自分は全くわからないので、他の選手ではないので。特に引っ張るという気持ちもないですし、日々成長できるようにやっているだけです。
Q:この年齢になっても、日々成長することはモチベーションか?
ダルビッシュ:プロとしてお金をいただいているので、日々成長する、そのための努力というのは、ファンの方々や球団に対して必要なことだと思うのでやっています。
Q:お昼ご飯で肉巻きおにぎりを選んだ理由は?
ダルビッシュ:タンパク質の量的に。
Q:ウエートの後のプロテインは摂っていると思うが、それプラス肉巻き?
ダルビッシュ:今日は食事前の時間が短かったので、プロテインは飲まずに、そのまま食事しました。
侍ジャパンとしての初実戦は25日、ソフトバンクとの強化試合を予定しています。
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