早くも2024年度ランドセル商戦開始 価格高騰に家庭は背負える?“家計負担軽減” ランドセルを無料配布する自治体も【news23】|TBS NEWS DIG

早くも2024年度ランドセル商戦開始 価格高騰に家庭は背負える?“家計負担軽減” ランドセルを無料配布する自治体も【news23】|TBS NEWS DIG

早くも2024年度ランドセル商戦開始 価格高騰に家庭は背負える?“家計負担軽減” ランドセルを無料配布する自治体も【news23】|TBS NEWS DIG

春の入学シーズンを前に、2024年度のランドセル商戦がスタート。今年は価値観の多様化に合わせ、男女垣根なく使える“くすみカラー”やタブレット学習に対応した商品も新たに登場。一方、物価高で家計への圧迫が続く中、ランドセルを無料配布する自治体もあるようです。

■早まる“ラン活”いつから?色や価格にも変化

会場にずらーっと並べられているのはランドセル。名古屋に本店を構える、鞄メーカーが他社に先駆け、出張販売を催したのです。

「萬勇鞄」 服部達昭社長 
「全体的は3月ごろからの開始が一般的に多いと思う。来年、2024年4月入学のお客様に向けてランドセル販売を開始」

親子でランドセルを選ぶ“ラン活”。毎年、開始の時期が早まっているそうです。

ーーいつから“ラン活”始めた?

来年(2024年)入学予定の親子
「調べてたのは2年くらい前から、見たり。“ラン活”が早まっていると聞いたので」

ーーいつ入学?

ランドセルを購入した親子
「来年(2024年)の4月から。上の子がコロナ禍で展示会がなかったので」

コロナ禍で実物を見てランドセルを選ぶ機会が減っていましたが、2023年は来店客の回復を見込んでいます。

目に留まるのは、「色」の豊富さ。最近は選ばれる「色」にも変化が表れているようです。

「萬勇鞄」 服部達昭社長
「男の子でも赤いランドセルが欲しいとか、逆に女の子で黒色の男の子ぽい色のカラーを選ぶ人も少しずつ増えている」

2023年は価値観の多様化に合わせ、男女垣根なく使える “くすみカラー” などを新たに導入。さらに、タブレット学習の導入に対応し、サイズの見直しや軽量化など、時代に合わせ改良を行いました。

変化の波は価格にも…

ランドセル工業会によりますと、ランドセルの平均購入価格は5万6425円。価格は毎年、上昇傾向にあり、20年前(2001年)とくらべ、約2万円上りました。

背景には、少子化で1人の子どもにかける金額が増えたことや、最近では原材料の高騰も影響しています。

来年(2024年)入学予定の親子
「高いなと思いますけど、6年使うからと思って」

来年(2024年)入学予定の親子
「5万円前後で済ませたい」

■ランドセルの“無料配布”1975年から続く自治体の支援

こんな取り組みを行う自治体も…

日立市教育委員会 古川優香さん
「日立市が実際に配布しているランドセルになります」

茨城県日立市では、市内の小学校へ入学する新1年生を対象に1975年からランドセルの無料配布を開始しました。

日立市教育委員会 古川優香さん
「(1975年は)オイルショックがあった時期で、ランドセルを買う経済的負担を軽減する目的と、新入学のお祝いの記念の品として、ランドセルを配布し始めました」

記者
「背負ってみるとかなり軽いですね。重さは500mlのペットボトルと同じくらいだということです」

配布されたランドセルを使う市民は…

児童の保護者
「(ランドセルは)高いですね。こうやってもらえるところはいい」

児童の保護者
「私も日立市民で小学校の時はランドセルを支給してもらった。いま子どもたちが使っているのは、雨に濡れても全然壊れない」

日立市は、今後もランドセルの無料配布を継続する意向で、その分を学用品の準備に役立てて欲しいとしています。

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