【家の“電源周り”】「電源コード」などの発火事故が増加 「便利グッズ」で見直し

【家の“電源周り”】「電源コード」などの発火事故が増加 「便利グッズ」で見直し

【家の“電源周り”】「電源コード」などの発火事故が増加 「便利グッズ」で見直し

電源コードなどによる火事が、テレワークの普及とともに増加傾向にあるといいます。事故原因の多くはメンテナンス不足で、「こまめな点検が必要」と注意が呼びかけられています。こうした中、ホームセンターでは“電源周り”の見た目をキレイにまとめられたり、無駄な電力を抑えることができたりといった「便利グッズ」が注目を集めています。

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自宅の電源周りについて、街の人に聞きました。

40代
「グチャグチャになっているので、(延長コードに)もう挿せるだけコンセントに挿しちゃって、表からは極力見えないように、端っこに延長コードを押しやってるような感じです。面倒くさがり屋なだけです」

30代
「『ホコリがたまって、火災になったり』と聞くので、気にはなっているんですけど、コンセントが奥まったところにあるので、なかなか(整理)できないのが現状ですね」

家電や充電器などのケーブルはついつい絡まってしまい、「整理するのは面倒くさい」と放置しがちですが、劣化したケーブルが原因で火事になったケースもあります。

兵庫・神戸市で1月22日午前1時半ごろ、3階建ての共同住宅から出火し、8人が死傷しました。警察と消防が出火原因について調べたところ、延長コードの劣化が原因とみられることがわかったのです。

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NITE(製品評価技術基盤機構)によると、2021年に発生した電源コードなどによる火事は32件で、テレワークの普及とともに増加傾向にあるといいます。事故原因の多くは「メンテナンス不足」です。コンセントとプラグの間に入ったホコリや断線したケーブルは事故を引き起こす危険性があるため、「こまめな点検が必要だ」と注意を呼びかけています。

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こうした中、東京・品川区にあるホームセンター「DCM大井競馬場前店」では、ケーブル売り場で取り扱っている“便利グッズ”が注目されています。

DCM 広報・佐藤義一さん
「電源タップを中に収納して、こちら(差し込み口)に配線をつなぐことによって、すっきりと収納ができる商品になっています」

現代社会は、パソコン・スマホ・ワイヤレスイヤホンなど充電する物が多くなっています。DCMの「電源まわり目隠しボックス」は配線ケーブルを箱の中にしまうことで、“電源周りの見た目をキレイにまとめることができる”ということです。さらに充電タップそのものを箱に入れるため、ホコリや汚れから防ぐことができ、箱ごと持ち上げるだけで周囲の掃除もしやすくなるということです。

DCM 広報・佐藤義一さん
「非常にご好評いただいています。これから新生活等で生活を準備される方にも、非常におすすめの商品となっています」

またケーブルを見直すことで、事故を防ぐだけでなく、経済的なメリットもあるとしています。

40代
「(ケーブルを)抜けるところは抜いていますけど、『もったいない』と思って、待機電力とか」

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「待機電力」は実際に使っていなくとも、電源につないでいるだけで消費されます。電力ガス比較サイト「エネチェンジ」の調査によると、一般家庭が消費する待機電力は、1年間で7068円になるということです。

サンワサプライの「ワットメーター付き電源タップ」には、“無駄な電力を抑えることができる機能”が付いています。スマホにつながった充電器をコンセントに差し込むと、現在、使われている電力量がモニターに表示されます。(※直販サイト限定販売)

メーカーは、普段気にしない家電の消費電力を目に見える形にすることで、「待機電力を含めた節電意識の高まりにつながる」としています。

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ついつい放置しがちな“電源周り”、新生活が始まる前の今の時期に見直すのもいいかもしれません。
(2023年2月13日放送「news every.」より)

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