アスベスト使用の断熱材の作業で『肺がん』発症…元造船作業員らが国に賠償を求め提訴(2023年2月11日)

アスベスト使用の断熱材の作業で『肺がん』発症…元造船作業員らが国に賠償を求め提訴(2023年2月11日)

アスベスト使用の断熱材の作業で『肺がん』発症…元造船作業員らが国に賠償を求め提訴(2023年2月11日)

アスベストによる健康被害をめぐり、造船業が給付金の支給対象外となっているのは不当だとして、元作業員らが国に対して損害賠償を求める訴えを起こしました。

 訴えを起こしたのは元造船作業員と遺族ら計10人です。

 訴状などによりますと、元作業員はアスベストが使用された断熱材の切断作業などで肺がんなどを発症したということです。

 アスベスト被害をめぐっては、おととしの最高裁の判決で建設業の労働者や遺族に給付金を支給する制度ができましたが、造船作業員は制度の対象外となっています。

 原告らは「建設作業と同様の作業である造船業も給付金制度の対象とすべき」と主張し、国に対して約9700万円の賠償を求めました。

 国側は「訴状が届いていないのでコメントは差し控える」としています。

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