【AI 対話型サービス】グーグルの「Bard」とは? 「チャット GPT」に対抗で“競争激化”か
グーグルが AI の対話型サービスを発表しました。数週間以内に、単一の答えがない質問にも、グーグル検索で対応できるようになるといいます。話題になっているチャット GPTに対抗しているとみられ、開発競争は激化。活用法などを落合さんに聞きました。
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■グーグルの「Bard」でできること
アメリカの IT 大手グーグルが、最新の AI サービス「Bard(バード)」を発表しました。質問すると、AI がウェブ上から情報を探して自動で回答してくれます。例えば、「NASA の宇宙望遠鏡(ジェイムズ・ウェッブ)の新しい発見について、9 歳児に教えたい」と入力します。
すると「9 歳児ならこんな情報はどうでしょう?」と提案され、「2023 年、複数の銀河系を発見。小さく、丸く、緑色だったので、グリーンピースという名前が付けられました」という答えが返ってきました。
■数週間以内にグーグル検索が可能に
他にも、「ピアノとギター、どちらの習得がより簡単? それにかかる時間は?」といった単一の答えがない質問にも、情報元のウェブサイトとともに、AI がさまざまな情報を提示します。数週間以内に、こうした質問がグーグル検索できるようになるといいます。
■米で進む「チャット GPT」活用
最新 AI を駆使した対話型サービスを巡っては、マイクロソフトが数千億円の出資を決め、去年の 11 月からサービスが始まった「チャット GPT」が話題になっています。
アメリカでは不動産業者の代わりに物件情報を作成するのに使われています。ロボット弁護士まで開発され、史上初めて法廷に登場するはずでしたが、弁護士会などから反対され、計画が延期となる事態にもなりました。
グーグルの Bard はチャット GPT に対抗したものとみられ、開発競争が激化しています。
■サービス続々…落合さんはどう使う?
有働由美子キャスター
「対話型の AI サービスが続々と出ています。落合さんに、活用法やうまく使うコツ、世界がどう変わるかをうかがいます」
落合陽一・筑波大学准教授(「news zero」パートナー)
「ブログを書いたり、翻訳も速いのでプログラムを書いたりですね。人間が書くより断然速いのがポイントで、論文の中のプログラムが書いてある場所をコピペすると、そのままプログラムに直してくれたりします」
有働キャスター
「落合さんレベルではなく、私だとどう使えば有効ですか?」
落合さん
「チャット GPT に『何に使ったらいいか』と聞いてみるのはどうでしょう。『有働由美子です。仕事はアナウンサーです。コンピューターサイエンスは得意ではありません』ということを(先に)説明しておきます」
「(実際に私が)聞いてみました。『ニュースを要約して話題についていく、コンテンツの制作、台本や議論のスクリプトを書いてあげます。言語の翻訳、他の言語でできた重要なリポートを翻訳できます。その他、おすすめの本などを教える』と回答していましたよ」
有働キャスター
「秘書と彼氏ができたようなものですね。AI サービスの広がりで世界はどう変わりますか?」
落合さん
「より豊かになり、毎日が楽しいです。みんな使ってみればいいと思います。まずは触ってほしいです」
(2023年2月7日放送「news zero」より)
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