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これで撃ち止め?ICBM・核実験も?“中距離”弾道ミサイル の狙い(2022年1月31日)
北朝鮮は、30日に発射した中距離弾道ミサイル『火星12』の画像と、ミサイルに搭載したカメラで撮影したという地球の画像を公開しました。
2017年、3回に渡って発射実験が行われたこのミサイル。1回目は、意図的に高く打ち上げる“ロフテッド軌道”でしたが、その後の2回は、北海道の上空を飛び越え、日本の緊張度も一気に跳ね上がりました。分析された最大飛距離は5000キロ。グアムを射程に収めた北朝鮮は、当時、こんな言葉をアメリカに向けていました。
金正恩党委員長(当時):「これは太平洋上での軍事作戦の第一歩であり、グアムけん制の“前奏曲”である」
30日のミサイルも、通常の角度なら飛距離は4500キロ前後だとみられています。
約2週間前、北朝鮮は、アメリカとの信頼関係構築を見直すことを決め、核実験やICBM=大陸間弾道ミサイルの実験再開を示唆。その後、巡航ミサイル、2日後には短距離弾道ミサイル、そして、30日は中距離弾道ミサイルの発射と、段階を1つずつ上げてきていることは事実です。
北朝鮮は、30日に発射された中距離弾道ミサイルについて、実戦配備したことをにおわせています。次なる一手はICBMとの指摘も多いが、違う見方もあります。
東京国際大学・伊豆見元特命教授:「巡航ミサイルや短距離の弾道ミサイル(発射)をやってきたが、それを一回まとめたところで、2月に北京オリ・パラ、3月9日に韓国大統領選もあるので、“最後の〆”みたいな感じで、久々に中距離弾道ミサイルを発射して、これで一連のミサイル発射実験は一回締めくくられると思う。それ(ICBM発射)をやったらアメリカとの関係も終わりになるし、中国も相当激怒するから、国連の経済制裁がより厳しくなることも、当然、想定しなければいけない」
ここには、アメリカが北朝鮮に対して持ちかけているとされる新型コロナワクチンの提供も関係しているのではと分析します。
東京国際大学・伊豆見元特命教授:「(北朝鮮は)中国産ワクチン断っている。そうすると大量のワクチンが無償で提供される相手はアメリカしかないので、北朝鮮はアメリカのワクチンを入手したい。 コロナ対策をやりたいのは間違いない。北朝鮮としては、ストーリーを作らないといけない。“核実験やICBM発射実験を再開”とにおわせるところまでは言う 。一種の圧力をかけたところ、アメリカが折れて“ワクチンをもらってと依頼してきた”とストーリーを作ろうとしているのでは。それを国内向けに宣伝すれば、アメリカ産ワクチンを自分たちは受け入れるといっても問題ない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>



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