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【ミャンマー】クーデターから1年… 現地で続く“静かな抵抗”
ミャンマーの軍事クーデターから2月1日で1年です。激しい武力弾圧により、大規模なデモができなくなった中、市民は“静かな抵抗”でクーデターへの抗議を続けています。NNNの記者が現地に入り取材しました。
◇
29日、NNNのカメラは、軍が統治する最大都市ヤンゴンへ入りました。
記者
「街の中心部には、非常に多くの車が行き交っています。そして、通り沿いの商店が立ち並ぶエリアにも多くの人が集まっていて、街は日常を取り戻したかのようにみえます」
穏やかな日常の風景にも見えますが、長引くクーデター後の混乱が市民の暮らしを直撃していました。
建設労働者
「以前は仕事がたくさんあって、自分のやりたい仕事ができました。いまは仕事が少なくて困っています」
自営業の男性
「物価が高くなっています。以前はモヒンガー(麺料理)が 1杯200~300チャット(約13~20円)でしたが、いまでは500チャット(約30円)です」
軍が、アウン・サン・スー・チー氏ら当時の政権幹部を拘束し、クーデターで実権をにぎってから2月1日で1年。
直後には、大勢の市民がデモに参加し、抗議の声を上げましたが、軍による激しい武力弾圧で表だった活動はできなくなっています。
しかし、抵抗の意志が失われたわけではありません。
かつて抗議デモに参加したという人
「私は、(デモなどの)抗議活動よりも、武力による革命を後ろから全力で(金銭的に) サポートをしようと思います」
武装して軍と戦う抵抗勢力に給料の3割を寄付し、支援しているといいます。
◇
また、多くの市民が“静かな抵抗”を続けています。
12月にヤンゴンで行われた「沈黙のストライキ」では、市民は外出を控えたり、店を閉めたりすることで、抗議の意志を示しました。
前回“沈黙のスト”に参加 店を閉めた商店の人
「私たちは“沈黙のスト”で、(軍に反対する)自分の意志を世界に示すことができました」
2月1日も“沈黙のストライキ”が呼びかけられていますが、軍は、参加したら処罰すると発表しています。
前回、店を閉めたという男性のもとには、役所から警告の文書が届いていました。
前回“沈黙のスト”に参加 商店主
「『 (警告の文書には)その日に店が閉まっていたら行動を起こす』と書かれていました。リスクを冒してまで店を閉めるべきではないと思います」
その上で、「客が来なければ、“沈黙のスト”は成功」だと複雑な心境を語りました。
◇
クーデターは、子どもたちの教育にも深刻な影響を及ぼしています。
私たちが出会ったのは、学校へ通うことを拒否している15歳の少女です。
登校を拒否 15歳の少女
「スー・チーさんが釈放されたら、私は学校に戻ります。軍事独裁政権下の学校には行きたくありません」
ミャンマーでは、新型コロナの感染が落ち着いた去年11月に学校が再開したものの、軍への抗議のため、教師や生徒が学校をボイコットする動きが続いているといいます。
家計を支えるため、今月から働き始めたという少女。
登校を拒否 15歳の少女
「学校に行くべき時期に通うことができませんでした。私の未来は彼ら(軍)の手の中で失われつつあります」
友人と共にいつか学校に戻りたいと涙ながらに訴えました。
未来への希望を奪った軍のクーデター。混乱が収まる兆しは見えません。
(2022年1月31日放送「news every.」より)
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