「ルフィ」関与か 広島の事件で新たに逮捕者…フィリピンの4人 一斉送還は可能?(2023年2月4日)
一連の強盗事件を巡り、指示役「ルフィ」の関与が指摘される広島市の事件で4人の男が逮捕されました。ルフィの可能性が指摘され、別の事件で逮捕状が出ている男4人は週明けにフィリピンからまとめて強制送還されるのでしょうか。
警察は去年12月に広島市で発生した強盗殺人未遂事件もルフィを名乗る指示役が関与した可能性があるとみて調べています。
強盗殺人未遂などの疑いで逮捕されたのは栗原翔容疑者(27)、宇佐美巴悠容疑者(21)、加藤臣吾容疑者(24)と18歳の男4人です。
男4人は他の4人と共謀して去年12月21日、広島市西区の時計貴金属販売買い取り専門店と住宅を兼ねた建物に押し入り、49歳の男性と両親を殴るなどしてけがをさせたうえ、現金や時計など合わせて2400万円相当を奪った疑いが持たれています。男性は今も意識不明の重体です。
警察は逮捕された4人を含む実行犯の8人を特定していて、捜査関係者によりますと、犯行グループには東京・中野区で発生した強盗事件に関与したメンバーもいるとみられています。
全国で相次ぐ強盗事件、一刻も早い事件の全容解明が求められます。
フィリピンの収容所前には今月4日も多くの報道陣が詰め掛けていました。4人を送還する日程を巡り、状況が目まぐるしく変化しているのです。
レムリヤ法相:「すでに2人は送還可能でしょう」
3日に藤田聖也容疑者(38)の裁判は訴えが棄却され、4人のうち藤田容疑者と今村磨人容疑者(38)の2人は先に送還できる条件が整ったとしていました。
しかし日本側は、あくまで4人同時の移送を求めています。日本の刑事司法制度では、逮捕から最大23日以内に起訴しなくてはなりません。別々に送還されると同じタイミングで取り調べができないため、供述の食い違いなどに気付かず、事実の解明が難しくなる恐れがあるからです。
レムリヤ法相:「うまくいけば来週には4人全員を送還できるかもしれない」
レムリヤ法相は来週中に4人全員を送還する可能性を示しましたが、具体的な日にちについては触れられていません。しかし、8日にはマルコス大統領の訪日が予定されています。
フィリピンの法務省は現地での裁判が続いている渡邉優樹容疑者(38)と小島智信容疑者(45)について、7日に予定されていた裁判が1日前倒しになったと明らかにしました。
検察側は棄却を申し立てていて、6日の公判で棄却が決まれば速やかに送還の手続きが取られるとみられます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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