フィリピン収容中の渡邉容疑者らの特殊詐欺グループの被害額は60億円以上 警察庁(2023年2月2日)

フィリピン収容中の渡邉容疑者らの特殊詐欺グループの被害額は60億円以上 警察庁(2023年2月2日)

フィリピン収容中の渡邉容疑者らの特殊詐欺グループの被害額は60億円以上 警察庁(2023年2月2日)

 特殊詐欺に関わったとして、フィリピン国内で収容中の男4人に逮捕状が出ている事件で、警察庁長官は男らのグループによる被害が60億円以上に上っていることを明らかにしました。

 露木長官:「(渡邉容疑者らのグループによる被害は)これまでに判明したところ被害金額は60億円以上に上っており、被疑者約70人を検挙している」

 フィリピンで収容中の渡邉優樹容疑者ら4人は、2019年にフィリピンの拠点から、仲間の男らとともに嘘の電話をして日本の高齢者からキャッシュカードをだまし取ったとして逮捕状が出ています。

 渡邉容疑者らのグループによる被害金額はこれまで35億円に上ると公表されていましたが、警察庁の露木康浩長官は会見で、これまでの捜査で被害は60億円以上に上っていることが分かったと明らかにしました。

 また、渡邉容疑者らの日本への強制送還については「調整が整い次第、速やかに逮捕できるように、捜査員派遣の準備中」と現在の状況を明かしました。
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