【独自】ルフィは? 未明に“抜き打ち”捜索の内部映像 スマホ6台所持も(2023年1月31日)

【独自】ルフィは? 未明に“抜き打ち”捜索の内部映像 スマホ6台所持も(2023年1月31日)

【独自】ルフィは? 未明に“抜き打ち”捜索の内部映像 スマホ6台所持も(2023年1月31日)

 相次ぐ強盗事件を巡り、新たな動きです。フィリピンの法相が、強制送還を要請された4人の容疑者のうち1人を来月1日にも日本に送還する見通しを示しました。

 フィリピン、レムリヤ法相:「1人については、きょうかあすにでも強制送還することができます。数週間以内にこの問題がすべて解決すると期待しています」

 被害総額、実に35億円に上るとみられる特殊詐欺事件に関与したとして逮捕状が出ている4人の男たち。そのうちの1人について、一両日中に強制送還する見通しが示されました。これを受け、警視庁は現在対応を検討しています。

 そんななか、フィリピン当局は31日未明、4人が収容されているビクタン収容所を抜き打ちで捜索。

 フィリピン、レムリヤ法相:「1人の日本人は6台のアイフォーンを所持していました」

 ANNでは当局がビクタン収容所に捜索に入った内部映像を独自に入手。本来、収容者の所持が許されていない電子機器類が大量に見つかりました。

 おととし4月、不法滞在の疑いでフィリピン当局に身柄を拘束された渡邉優樹容疑者。被害総額、実に35億円に上るとみられる特殊詐欺事件でリーダー格だったとみられています。

 その渡邉容疑者、身柄を拘束された高級ホテルから一転、収容されたのが首都マニラにあるビクタン収容所です。この収容所には渡邉容疑者の他、特殊詐欺事件で逮捕状が出ている3人も収容されていますが、渡邉容疑者と今村磨人容疑者については現在、全国各地で相次ぐ強盗・窃盗事件に関与している可能性があるとみられています。

 そのビクタン収容所に31日午前2時ごろ、警察らが捜索に入りました。その時の映像です。背中に書かれた「RSOG」、地域特殊作戦部隊と書かれています。なかには収容者の姿も見えます。皆一様にこざっぱりとした服装です。

 鉄格子のなかで生活する収容者もいるなか、捜索の目は奥の小部屋に向かいます。所狭しと置かれた生活用品。間仕切りのためでしょうか、布がつるされています。フライパンなどの調理器具が並んでいることから、料理も作れるようです。さらに奥の小部屋には2段ベッドが合わせて2つ、4人が寝られるようになっています。このスペースで誰が何人生活していたのかは分かりませんが、鉄格子のなかで生活している収容者もいることから、やや恵まれた環境なのかもしれません。

 今回の捜索で収容者から押収されたとみられる品々です。ズラリと並んでいるのは携帯電話…その数10台以上。ノートパソコンのようなものやマウスにケーブルなど、電子機器関連のものが大量に見つかりました。日本が身柄の引き渡しを求めている4人の容疑者のうち1人は6台の携帯電話を所持していたということです。

 フィリピン、レムリヤ法相:「全員の携帯電話を没収しました。1人の日本人は6台のアイフォーンを所持していました。犯罪行為は収容所の中で所持していた携帯電話によって行われていた可能性が高く、いま調べています。『ルフィ』が誰なのかは把握していませんが、4人の日本人のうちの1人だと考えています」

 今回押収されたスマートフォンなどを使ってビクタン収容所から一連の強盗・窃盗事件に関する犯行の指示を出していたのか。フィリピンを拠点に特殊詐欺を指示していたとみられる渡邉容疑者について、高校時代の同級生は10年ほど前、電話でこんな話をしたと話しています。

 渡邉容疑者の高校時代の同級生:「『いま何やってるの?』とかたわいのない話をしてこれからフィリピンに行くみたいな話をしてたものですから、『フィリピンに行って何するの?』と話して、『人材派遣的な仕事をするんだ』みたいな感じで、電話の雰囲気からするとフィリピンで一旗揚げてやる的な感じの、そんな雰囲気の電話だった記憶がありますね。なんかヤバそうだなぐらいの感覚で僕らはいましたけどね」

 現在、フィリピン国内で起こした暴行事件で訴追されている渡邉容疑者。この訴訟が取り下げられるか、判決が出て刑期を終えるまで送還はできないということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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