「産休・育休中の“学び直し”」育児軽視と批判 発言の真意を問われ…岸田総理が釈明(2023年1月31日)

「産休・育休中の“学び直し”」育児軽視と批判 発言の真意を問われ…岸田総理が釈明(2023年1月31日)

「産休・育休中の“学び直し”」育児軽視と批判 発言の真意を問われ…岸田総理が釈明(2023年1月31日)

 「産休・育休中の学び直しを後押しする」との発言が、育児を軽く見ていると批判された岸田文雄総理大臣。30日、国会で発言の真意を問われ、釈明した。

■保護者「育児・家事・仕事…全部はきつい」

 自民党・鈴木貴子衆院議員:「正直、私の周りでも『育休・産休中にリスキリング、それ本気で言っているの?』という反応が相次いだところであります」

 与党議員からも問題視されたのが、先週の岸田総理による「産休・育休中のリスキリング、いわゆる『学び直し』を後押しする』という発言だ。

 SNS上では、「育児中にできるわけがない」などと多くの批判が上がっていた。

 保育園にお迎えに来た、保護者に聞いてみた。

 4歳と1歳の子を育てる母親(39歳・育休中):「ちょっと、それ以前にやることがある。それ(学び直しへの支援)って、次の段階の話のような気もする」

 4歳と1歳の子を育てる母親(34歳・育休中):「育児もして、家事もして、仕事のためにスキルアップもして。全部課されるのは、正直きついなって」

■児童手当“所得制限撤廃” 総理「1つの意見」

 そして30日、発言の真意を問われた岸田総理は、次のように述べた。

 岸田総理:「私自身も3人の子どもの親です。子育てが経済的、時間的、さらには精神的に大変だと、目の当たりにしましたし、経験もしました。ライフステージのあらゆる場面で、学び直しに取り組もうとする際に、本人が希望した場合には、しっかりと後押しできる。環境準備を強化していくことが大事であると」

 さらに、自民党・茂木敏充幹事長が訴えた児童手当の所得制限撤廃については、こんなやり取りもあった。

 立憲民主党・岡田克也幹事長:「所得制限はもう入れないと、茂木幹事長が言っているが、同じ考えなのかどうか確認したい」

 岸田総理:「ご指摘の茂木幹事長の発言については今、児童手当を巡って様々な議論が行われている。その中で、1つの意見であると認識してる」

 岡田幹事長:「与党幹事長の意見を1つの意見であると斬って捨てたわけですから」

 岸田総理:「決して斬って捨てたというものではありません。政府として受け止めながら、今、内容の具体化を進めている。この作業を行っていきたい」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年1月31日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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