【冬のあったかご当地グルメ】~福井編~ 冬のおふくろの味 “たくあんの煮たの”
寒い冬に食べたいあったかご当地グルメ。今回は北陸・福井編でお袋の味と言われる料理”たくあんの煮たの”です。
お新香などでおなじみのたくあんを煮た料理だそうですが、一体どんな味なのか?河出奈都美アナウンサーが取材、そしてレシピも教わってきました。
河出アナが訪れたのは、東京・台東区のJR鶯谷駅近くにある、福井の郷土料理を提供しているお店「旬鮮酒菜 いっちょらい」。
福井市出身の女将・立石幸子さんにまず振る舞われたのは…水ようかん。夏の風物詩といわれる水ようかんですが、福井では、冬に食べるそうです。思わぬスイーツに喜ぶ河出アナでしたが、今回教わるご当地グルメは、漬け物であるたくあんを煮た料理、その名も“たくあんの煮たの”!
“たくあんの煮たの”とは、漬け始めて1年近くたち、味が悪くなってしまった古いたくあんを煮物にして味付けした郷土料理なんです。
手間暇かけて漬けたたくあんをわざわざ調理することから、贅沢煮とも言われている、福井のお袋の味なんだそうです。
■“たくあんの煮たの” 作り方
<材料>たくあん(1本)、唐辛子(半かけ)、ごま(大さじ1杯)、ダシ(400ml)、みりん(大さじ3杯)、醤油(大さじ2杯)、酒(適量)、砂糖(ひとつまみ)、糸切り唐辛子(少々)
<作り方1>たくあんを5ミリ幅で切り、一枚一枚を広げて水にさらして塩抜き。塩抜きは何度も味見して調整を。今回用意した市販のたくあんは、約30分かけて塩抜きしました。※古くなったたくあんは酸味が強いので一晩かけて塩抜きするそうです。
<作り方2>唐辛子とごま油を加えて、軽く焼き色がつくまで炒める。
<作り方3>最後にダシや醤油、酒、みりん、砂糖を入れ弱火で約1時間煮込む。たくあんが好みの柔らかさになったら完成。
普段はごはんのお供・お新香の一種として食べるたくあんが、冬のあったか料理に変身!“たくあんの煮たの”気になるそのお味は…。
河出奈都美アナ「たくあんの歯ごたえは残しつつ、かむとダシがジュワッと染み出します」
たくあん本来の食感を残しつつ、ダシのうま味が口の中に広がる“たくあんの煮たの”。身も心も温まる福井のおふくろの味を、皆さんもおうちで作ってみてはいかがでしょうか。
(2023年1月27日放送「Oha!4」より)
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