【解説】「ルフィ」と名乗る人物…フィリピンからメッセージ発信も

【解説】「ルフィ」と名乗る人物…フィリピンからメッセージ発信も

【解説】「ルフィ」と名乗る人物…フィリピンからメッセージ発信も

関東を中心に全国で相次いでいる強盗事件で、「ルフィ」と名乗る指示役が関与している疑いがあることが分かりました。指示役「ルフィ」は、どこにいるのでしょうか。可能性として浮上しているのは、フィリピンです。

■去年の強盗致傷事件との関連…新たに判明

関東では去年12月に東京都内で2件、今年に入ってからは千葉・茨城・埼玉など、各地で強盗・窃盗事件が相次いでいます。そして、26日、去年10月に東京・稲城市で起きた強盗致傷事件との関連が新たに分かりました。

警視庁によると、複数人の男が家に押し入り、当時、家にいた母親や子どもの両手首を粘着テープで縛って、口をふさぐなどして暴行を加え、金塊や現金約3500万円などを奪ったということです。

その後、警視庁は捜査を進め、26日までに7人の男を逮捕しています。このうち、葛岡隆憲容疑者、石栗一樹容疑者、北条マクサンドリ容疑者、大古健太郎容疑者、真栄城健容疑者の5人が、他の強盗事件にも関わっている可能性があることが新たに分かりました。

関東だけでなく、全国で起きている強盗事件を整理すると、去年11月には山口・岩国市で、去年12月には広島市でも強盗事件が発生しています。稲城の事件で逮捕された葛岡容疑者・石栗容疑者・北条容疑者の3人は、山口で起きた強盗未遂事件で、すでに逮捕・起訴されています。また、残りの大古容疑者と真栄城容疑者は、東京・中野区で起きた事件に関わっているとみられています。

■指示役「ルフィ」 フィリピンからメッセージ発信

SNSで高額報酬などをうたった「闇バイト」で実行役を募り、犯行を繰り返しているグループがあるとみられていますが、その指示役として、「ルフィ」と名乗る人物が浮上しています。人気漫画の主人公の名前でもある「ルフィ」ですが、東京・中野、山口、広島の3つの事件に加え、東京・稲城の事件にも関与していた疑いがあります。

さらに捜査関係者によると、去年5月に、大阪市内のパチンコ店で従業員が襲われた強盗致傷事件や、同じころに発生した京都市内の時計店で高級腕時計が奪われた強盗事件にも関与していた疑いがあるということです。

では、指示役「ルフィ」はどこにいるのでしょうか。その可能性として浮上しているのが、日本から遠く離れたフィリピンです。捜査関係者によると、これまでの強盗事件で逮捕された容疑者の携帯電話を分析したところ、「ルフィ」のメッセージはフィリピン国内から発信されていることが分かりました。警視庁などは「ルフィ」の特定とともに、犯行グループの実態解明を進めています。
(2023年1月26日放送「news every.」より)

#事件 #警視庁 #逮捕 #日テレ #newsevery #ニュース

◇日本テレビ報道局のSNS
Facebook https://ift.tt/bWawUdy
Instagram https://ift.tt/RSPvr1d
TikTok https://ift.tt/Jvhloxf
Twitter https://twitter.com/news24ntv

◇【最新ニュースLIVE配信中】日テレNEWS HP
https://news.ntv.co.jp

日テレNEWSカテゴリの最新記事